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五郎のイギリス日記。

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2011.09.20
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カテゴリ:映画の感想
昨夜の映画「泥の河」

2011-09-19(月)



小栗康平監督の「泥の河」昨夜パソコンで相場のデータチェックしながら、ちらっと見てたら

田村高廣、芦屋雁之助などなど、おまけに、船の中の女性の声の主いったい誰かと思ったら

今、大河ドラマにでてる加賀まりこでした。



舞台は大阪のどこでしょうね。



最初は馬が橋の上で暴れたらどうなるかとドキドキしたね。



子供達の演技がよかったね。

主役の男。ボロ食堂の息子。なんで彼が主役だったの?と疑問があったけど、

最後の15分の彼の演技はなかなか渋かったね。



船に住む子供二人(長女と弟)と川岸の飯屋のせがれとの交流。

船の子供達がしっかりしつけられているのがポイント。

いつも黙っている長女の言動、振る舞い、冷え切った表情の意味が映画で

は大事な設定でしたね。



まだ戦争は終わっていない。戦後何年経っても戦争の爪痕が

こんなとこにも残っていて、その犠牲者の今の生活を



静かにそのままの映像で流し続けるといった手法。



船の中の女性がどんな女性かなかなか見せなかったね。じらし戦術。



ある日の夜の船のなかのシーン。(あれは作家、黒岩重吾の世界ですね)



夜にヤクザの男が入って女と寝るシーンがこの映画の大事なシーン。



一番強烈だったのは、男の子が小さい蟹に火をつけて燃やしてしまうシーンでした。

河に浮かぶ小舟の中で(縁だけど)燃やしてしまう。燃やして走らせて遊ぶ少年。

「可哀想じゃないだよ!」という食堂の少年。(これはこの映画で一番大事な一言ですね)

あのあと、船を燃やしてしまうのかとハラハラしてた。



食堂の息子が燃える蟹を追い掛けていくシーン。船の小窓から、大人が絡む現場を

上から黙劇してしまった、食堂の少年。ヤクザと寝る女が上から覗く少年に気がつく。

カメラは彼女の上にのるヤクザ男の刺青をアップ。

夫を戦争で失った女なのでしょうか、夫が死んで人生が変わってしまったのでしょう。

でも必死でちゃんと子供のしつけだけはやりたいと思ってた。





子供に目撃された以上、その場所にはもうとどまれない。



誰の何に対して、自分のプライドというよりは、優しくしてくれた食堂の一家に

対してでしょう。ここにいてはいけない。。



黙って翌日、船は出て行く。あてもない、次の生活の場に向けて。





シベリヤ帰りの田村の演出はあまりよくなかったね。何がなんだかよくわからなかった。



途中で昔の女性にあいたくなったのか、知り合いの女性か見舞いにいってから

映画上では15分か20分ほど、行方不明でもどってこなかったのが、

少し気にくわなかった。あの設定は自分で考えろという時間帯とシーンだったのか。



サプルメントの宣伝してる藤田弓子が船の少女といっしょに

二人で全裸でお風呂に入るシーン。びっくりしたね。あんな昔の映画で。

乳首見えていたよ。





最後に子供が逃げていく船の一家を追い掛けていくシーンがあったけど、

あの船のスピードと子供の位置からして、あんなにうまいこと移動できるわけがないよね、

子供を瞬間移動させてましたね。





この映画、この年のベストの賞をほとんど総なめにした映画。



ちと暗かった。短かった。

田村のいいとこも、加賀まりこのいいとこも、芦屋のいいとこも

もっと出してよと不満が残る映画でした。





こういう演出スタイルの映画俺は好きじゃないなあ。

暗すぎる。



この映画、もうまったく作家、黒岩重吾の世界そのものでしたね。

彼を映画監督にしたら、すごいことになっていただろうにね。



一度見てみたい。映画化された重吾の世界。。



株小説もね。 俺がいつか金貯めて、映画作らせよう。誰かに。








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Last updated  2011.09.20 22:56:11
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