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カテゴリ:紹介した本すべて
3/1(金)
こんばんは。 昨日はたくさんのコメントありがとうございました。 改めてブログのありがたさを知った昨日でした。 コメ返し致しましたので、良かったら読んでください。 風が強かったので、一気に花粉の症状が勃発し、はなたれ小僧な僕です(笑)。 法月綸太郎『法月綸太郎の功績』講談社文庫。 短編集。 「中国蝸牛の謎」 依頼があって綸太郎が対談したのは、今年ででデビュー25周年を迎える人気作家の鹿沼隆宏だった。 今は作風を広げ、オールラウンドに色々な作品を書いているが、もともとは本格物がきっかけで人気作家となった鹿沼は、綸太郎に向かって初心に帰って本格物を書くと宣言するのだった。 その作品は密室物であり、カタツムリが題材とされ、鏡に映った像がトリック解明のキーポイントであるというのだった。 ところが、その対談から1か月後、鹿沼が自宅寝室で死んでいるのが発見された。 現場に呼び出された綸太郎は、監察医から首つりによる自殺の線が濃いと聞かされるも、違和感を覚えるのだった。 書斎が密室状態で、部屋中の家具という家具がみな上下逆さまに配置されていたからだった・・。 「都市伝説パズル」 A子はB先輩のアパートで開かれたサークルの飲み会を終えた帰り、バッグを忘れたことに気付きB先輩のアパートに戻ったが、すでに部屋の電気は消えていてチャイムを鳴らしても返事が無かった。 ドアのノブを回すと鍵をかけていなかったのか、ドアはあっさりと開いたので、寝ている先輩を起こすのも悪いと思い、忍び足でバッグを手に取ってB先輩のアパートを後にした。 ところが、翌日、B先輩は遺体で発見された。 しかも、部屋の壁には血染めの文字で「電気を付けないで命拾いしたな」と書かれていたのだった。 あまりにも有名な都市伝説と似通った事件が実際に起こってしまったのだ・・・。 他3編収録。 ひねりが効きすぎていてわからないところがあったりするのだけれど、ファンを惹きつけてやまない作家の一人ですね。 僕はほぼ全部読んでいます。と言っても結構寡作な方なんですよね。 まだ読まれてことが無い方は、ぜひ「頼子のために」から読むことをお勧め致します。
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