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4/3(水)
こんばんは。 今日は早く帰れたので良かったです。 それにしても雨ひどかったですね。 それにしてもダルビッシュ惜しかったですね。 韻を踏んでみましたがイマイチ。 百田尚樹『ボックス!』講談社文庫。 木樽優紀が恵美寿高校を選んだのは、特進クラスがあり、また成績が5位以内の生徒には授業料の免除があったことだった。優紀の家は貧しかったので、授業料全額免除は大きいからだ。 入学して少し経った頃、鏑矢義平の声を掛けられた。 義平と優紀は幼なじみで、隣に住んでいたせいもあって良く遊んだ仲だった。 身体が弱く気も弱い優紀をいつも助けてくれたのが義平で、運動が得意でクラスの人気者だった。 中学2年までそういう関係は続いていたが、優紀の父親が亡くなり引っ越したことで、義平との関係は切れてしまったのだった。 それ以来初めて会う義平はボクシング部に所属していて、将来を嘱望されていた。 頭の出来はからっきしだけれど、天才的ボクシングセンスを持っていて、まさにボクシングをするために生まれてきたと言っても過言ではなかった。 優紀にも強くなりたいという気持ちはあったが、なぜボクシングのような人を殴り合うようなスポーツを選ぶのかが優紀には理解出来なかったのだ。 だが、そんな折、中学時代にイジメを受けた同級生とばったり会ってしまい、抵抗する術もなく殴られたことで、優紀は強くなりたいと本当に思うようになった。 そして、優紀は義平のいるボクシング部へ入部した。 特待生がボクシング部へ入部したことで、周囲は驚きを隠せなかったが、その努力のせいもあって少しずつではあるけれど、義平の背中が見えるようにまでなっていた。 そんな優紀の進歩を初めは喜んでいた義平だったが、優紀の隠されたセンスを見抜いた義平は優紀をライバルと認識するようになった。 互いに切磋琢磨しながら高みを目指す先には、モンスターと呼ばれる高校ボクシング界無敵の王者である稲村が立ちはだかっていた。 「永遠のゼロ」があまりにも有名になった著者ですが、他の作品も良いものが多いですね。 人間描写がすごく巧いというのが僕の第1感です。 それが際立っているから、ストーリーに厚みが加わるということなんでしょう。
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