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せび邸

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セビセビ

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2006.01.07
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カテゴリ:映画

17歳の薬師丸ひろ子さんが主演したこの映画を、18歳の私はロードショウで観に行きました。それは23歳のカノジョとデートで行ったのですけど、まぁそれは別の話です。。汗 
その翌年かなにかには完全版というのが公開され、それはひとりで観に行きました。
そして??年の時を経て、正月休みにDVDで観ました。

私にとっては薬師丸さん、今も昔も変わらずお美しいアイドルなんですが、17歳の薬師丸さんをあらためて見ると、さすがに幼く感じましたよ。。汗
今と比べると歌も芝居もなんだか不安定で、はらはらしました。。
でも後姿、あいかわらずかわいかったなぁ。。


公開当時にも感じたことなんですが、この映画、女優育成カリキュラムって側面、絶対あると思うんです。17歳の薬師丸ひろ子という女優にどういう経験を積ませて大きく育てるか、みたいなやつです。
思うにそういうのがあるから、この映画のオープニングで彼女が登場するとき、当時絶頂期のアイドルだった薬師丸さんが、いっぱいいっぱいのエビ反りブリッジで、筋肉プルプルさせてます。
クレーンで吊り上げられ、コンクリートに見立てたきちゃない水たまりに頭まで落とされます。平手打ちもくらいます。ほぼすべての男の共演者に抱きすくめられます。笑。
いろんな衣装を身にまといますし、ちょっと濃い目の化粧をしたりもします。


何かで読んだ記憶があるのですが(あるいは他の映画のことと勘違いしてるかもしれませんが。。汗)、この映画の監督である故相米慎二氏は演出するにあたり、「お前は芝居がヘタなんだから跳んだりはねたりしてろ」と薬師丸ひろ子さんに言ったとか。。
そのせいかどうかは分かりませんが、この映画での薬師丸ひろ子さんは、文字通り跳んだりはねたりしてます。しかし逆に見る側は、ここまで文字通りに跳んだりはねたりできる女優はそうそういないよなぁ、と感じるのです。おっとりした見かけによらず、薬師丸さんの運動能力、かなーり高そうです。それは、チャン・ツィイーやオダギリ・ジョーと共演した「オペレッタ狸御殿」でも実感できたですが、まぁこれも別の話です。この作品を観てておもしろいことのひとつに、その跳んだりはねたりが実に美しい、ということがあるのは、間違いないと思いますけど。。


また、ころっと話はかわりますが、この映画は観ている人に構図が与える心理的な効果を計算しながら作ってるという気がしました。
薬師丸ひろ子さん演じるイズミだけが一段(実際は一段どころか数段なんですが。。汗)高い位置に立ちますが、それは人の姿だけを目で追っていくと、ちょうど三角形の頂点になる位置なのです。その位置の意味するものが何なのか私には分かりませんが(いやそれを考えて述べるのが映画批評だろっ、と突っ込むとこだとは思いますが。。笑 何か? 笑)、それは高さに着目すると、ヒトラーのような独裁者の位置であり、時代のアイドルが当然いるべき場所でもありますし、三角形であることに着目しますと、聖母が占めるべき場所でもあるような気もします。そしてこの映画でのイズミの役割は、この3つを兼ねたようなところがあった気もします。

またイズミは、本来ならおさまっていそうな場所からほんの少しずれた場所にいることがあります。その場所は椅子であることが多いのですが、場面的に(あるいは構図的に)ここにいるだろうなぁという場所に彼女はいないのです。そのことが与える奇妙な不安定さと奔放さも、この映画の魅力のひとつじゃないかな、と思いました。


そういえばこの映画、情念の名脚本家荒井晴彦氏と、夭折した映像作家相米慎二氏のコラボなんですよねぇ。
荒井晴彦氏の脚本は、実は私にはちょっと濃すぎるんですが、見事だなと思いましたです。
現代美術風のお墓のセットは、公開当時はとても斬新に見えたのですが、21世紀から振り返って観みると、「なんじゃこりゃ」感がちょっとありました。。汗

あとですね。有名な「カ☆イ☆カ☆ン☆」のシーンなんですが、機関銃を撃つまでイズミの頬には血がついていないのです。撃ち終ったとき顔を後ろに向けていて、そこから前を向いたとき、イズミの左頬にはちょと大きめのホクロくらいの大きさの血がついているのです。
あの血は血糊なのかホントの血なのか?
ずっと気にはなってるんですが確かめてみようとしたことはありませんでした。
すっかり忘れてましたが、DVDを観て思い出しました。
きっともうしばらくしたら、また忘れてしまうでしょうけど。。(いや確かめろよ、おれ。。汗)





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Last updated  2006.01.07 02:06:13
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