アンティークラジオのレストア番外編 こんなことある?
電子工作ランキングこんにちは。1都3県に緊急事態宣言が発出され、多くの県で外出自粛が要請されています。私も当分自宅待機で趣味の時間を楽しみたいと思います。さて、大正末期から昭和初期と思われるバッテリー式の3球(UX-201Ax3)再生ラジオのレストアを行っていますが、その後も暇をみてはヤフオク!でアンティークラジオを落札しています。気が付いたら現在レストアしているものを含め、5台のラジオを落札していました。その中で最近落札したバッテリー式の高一付4球(UX-201Ax4)ラジオについて書きたいと思います。こちらになります。 でかい横幅が63cmもあり、今まで入手したラジオの中で最大ですでも中身はこんな感じ。 スカスカですやん外観の豪華さを考えると当時ラジオを持ってるってことは、今では8Kの大画面TVを持っているってことぐらいステータスだったのかも知れませんね。応接間にでも置いてあったのかも知れません。実は落札した時には気づかなかったのですが、商品が到着して中身を確認している時、何か変な”既視感”を覚えたんです。で、よく確認してみたら、多分この分野ではかなり有名な方が”修理体験記”としてネットにアップされている記事中に出てくるラジオそのものだったのです。こちらのサイトになります。真空管ラジオの修理 201A 大正時代?の4球式受信機この記事は2003年4月から6月頃に書かれたものであり、修理後元の持ち主の元に戻ったものと思います。それから13年半の時を経て、リサイクルショップの手に渡り、ネットオークションにかけられたといった経緯なのかも知れません。簡単に目視をしてみましたが、2003年当時と大きな変化はなく、真空管は4本中2本がフィラメント切れでしたが、13年半前に修理されている1:3の低周波トランスは断線は見られません。ということは、真空管と電源(この機種の場合、B+90V,45V、A+6V C-4V?の3種類の電源が必要のようです。)を準備すれば、動作する可能性が大ですね。幸いUX-201Aは、ebayから入手した5本とヤフオク!で落札した2本の合計7本ありますので、現在リストアしている3球再生ラジオ用に3本使用しても供給可能です。しかも修理記事を見ればわかるように”4球ラジオ”となっていますが、高周波1段目は使用せずに検波段にアンテナ入力できるようになっているので、3球あれば動作が可能のようです。早速次に時間が取れた時に確認したいと思います。ただ、このラジオ、かなりの間放置されていたとみられ、電子部品が載っている多分エボナイト?の板を始め真空管ソケットなどに埃がこびりついており、金属部分はうっすら錆が浮いているところがありますので、埃の掃除と金属部分特に真空管ソケットの金属部分の研磨が必要になるものと思います。木製の箱自体も数か所傷みがあるので、見栄えも良くしたいものです。次回は、この4球ラジオで放送局が受信できるか書きたいと思います。以上、「アンティークラジオのレストア番外編 こんなことある?」 でした。続編をお楽しみに人気ブログランキング