カートリッジ修復計画 その2
人気ブログランキングおはようございます。冬らしい寒い日が続く北関東ですが、日差しがあるのが幸いです。さて、先回からアナログレコードの再生に使用されるカートリッジの修復について書いています。今回のプロジェクトですが、ユーザーでは針交換のできないMC型のカートリッジのTechnics EPC-300MC(カンチレバーが根元から折れている)を自力で修復してみようというものです。こんな感じのカートリッジがです。本当に根元から折れていますが、それでも1~2mm位は残っているので、ここに別の針付きカンチレバーを接合します。というかできるか!?先回候補として2つの針付きカンチレバーをあげましたが、元々のカンチレバー付きのカートリッジの写真をWebで見たところ、AudioTechnica AT-13Eと非常に似ていましたので、こちらで決定です。こちらですね。 AudioTechnicaのAT-13Eのカンチレバー どうやら針は両方とも楕円針のようですので、相性もいいのではないかと思います。カンチレバーの太さなのですが、EPC-300MCの方はノギスが入らないので正確ではないのですが、折れた部分で0.3mmΦ位かなと思います。AT-13Eの方は根元で0.25mmΦどちらかのカンチレバーを他方に差し込むといった手法が出来そうにありません。恐らく心棒みたいなものを入れて中心を合わせ、エポキシ系の接着剤で固定することになりそうです。ネットでカートリッジの針折れの修復方法を調べた中では、ピアノ線を心棒として使っていた記事がありました。エスコ 0.2mmx 10m ピアノ線(品番:EA951AP-0.2)こんな感じのものを使うのでしょうか?さらにAmazonを見ていたら、「チタンハリガネ 極細0.1㎜ 」なんて言うのも見つかりました。純チタン 針金 ハリガネ 太さ 0.2mm 0.4 0.6mm 1mm 2mm 長さ 1m 2m 5m 10m (1, 1mm)こちらは0.2mmですね。しかし実際に使うの2~3mm程度でしょうから1mも購入しても他に使い道が無い.....というわけで手持ちの物で何か使えないかなと思っていたら、こんなものがありました。そう、配線用の線材の銅の心線です。多分これはΦ0.05mmくらいですので、余裕で心棒に使えます。ただ、ピアノ線に比べると強度が落ちますが、接着までの姿勢保持と考えれば強度はいいのかなとも思います。他に手持ちの配線材を探せば、もう少し強度のある線材が見つかるかもしれないのでさらに良いものが見つかればそちらを使用したいと思います。後必要なのはエポキシ系の瞬間接着剤です。やはりWebの記事によると接合状態をある程度の時間調整できる”ゼリー状”のものがベターのようです。手元には在庫がないので100円ショップで調達してきます。次回「カートリッジ修復計画 その3」をお楽しみに!人気ブログランキング