私の住んでるところの隣の自治体には、自治体が設けたシカ牧場(写真)があって、保育園のバス遠足の立ち寄り先として喜ばれてます。私も行ったことがありますが(大人になって!)、20頭から30頭ぐらいいたでしょうか。ここは造林地帯である上にシカの食害が大きいところです。一方でシカの食害対策で農家に補助金を出したり猟友会に駆除手当てを出したりしながら、税金で「有害鳥獣」を飼育している矛盾を指摘する声もあります。
だれでも気軽にシカを見ることができ、えさを与えてふれあうことが出来るのですから観光資源としての価値や情操教育の効果を否定するつもりはありません。ただ、オスもメスもいるので数が増えることです。人気があるのはその年に生れた子ジカですから、「古くなったの」は処分されているといわれています。肉、どうなってるんでしょうかね。
3年ほど前から私の地域では、市町村の枠を越えた広域のシカの有害駆除が行われるようになりました。猟友会員の減少、高齢化などで集中的に行うことで効果を上げようという狙いです。このところ11月と12月に該当する市町村に1回ずつ計3回ほど入ります。このシカ牧場のあるところへも駆除に行きますが、シカの被害が大きいところにあるシカ牧場。なんか、皮肉じゃありませんか。