隣村の住民グループが、有害駆除されたシカの肉を使った丼を作りました。近く販売を始めるということで、たまたま試食の会に参加する機会があり、行ってきました。(写真)の右側がそのシカ丼です。左のうどんの方が器がでかいですが、好みでうどんメーンとシカ丼メーンを入れ替えられる仕組み。
で、率直な印象は「まずくはないけど、うまくもない」。シカらしさを強調しないという狙いもあったようですが、そうはいってもジビエ料理ですから、ある程度特徴をもたせたいもの。「クジラの大和煮みたい」という声が聞かれ、私もそう思いました。甘すぎでした。また、隣のおばさんは背ロースだったのか、「硬くなくておいしい」と言っていましたが、私のはモロもも肉でした。
さて、会場ではアンケート用紙も配られ、アンケート好きの私はいろいろと書き込んできました。一番課題だなと思ったのは、その肉の厚さです。こちらには馬肉の丼(さくら丼)もあって、多くの飲食店が商品化しています。中には、馬刺しユッケ風のもあり、これは結構いけます。シカ肉の丼にレアな食味は求めません。ですから、すき家や吉野家の牛丼や豚丼のようにスライサーでペラペラに切って薄めに味をつけて出した方がシカらしさを主張できるんじゃないっすか、とかいうようなことをつらつらと書いてきました。