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草莽の記    杉田謙一

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seimei杉田

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2008.04.16
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カテゴリ:政治
 世界に注目される中、北京五輪聖火リレーは、聖火抗議リレーと化した。
北京五輪を国威高揚の手段として、国内反政府活動停止手段として、共産中国が練りに練った戦略が北京五輪。
 世界も不本意ながら一面期待もしていた。

 上海万博までは、中国は世界進出を止めるであろう。台湾はそれまでに力を蓄え、侵攻に対処する猶予期間がある。日本企業も撤退の方針を決めていた大企業もあったというが、その猶予期間。名古屋市などが莫大な金を投じて南京に作った巨大ホテルはとっくに摂取されてしまっているが。

 うまくいけば、かつてのソウルオリンピックのように。米国レーガン元大統領が在任中の一九八七年、米議会は韓国政府に対し、民主化を進めなければ、ソウルオリンピックをボイコットするとの決議を採択した。米議会の圧力で韓国の民主化は一気に進んだ、あの期待感があったのである。

 しかし、強権中国の人民弾圧は止まることがない。法輪講メンバーは非合法化されて以来、いたるところで捉えられ、江戸時代の絵踏みをされ、だっかいしなければ拷問、虐殺、臓器摘出、販売の材料にされている。

 欧州議会のマクミラン-スコット副議長は昨年、香港での記者会見で、中国当局の法輪功学習者に対する弾圧がジェノサイドに当たるとし、北京五輪が「虐殺のオリンピック」になりかねないと懸念し、北京五輪に反対する意向を示した。また、スコット副議長はブッシュ大統領に対し、北京五輪開幕式に出席しないよう呼びかけ、欧州連合に対し、北京五輪への不参加を議論するよう提案した。

 スコット副議長は、中国の人権問題を調査する目的で北京を訪問した際、かつて監禁されていた二人の法輪功学習者と面会した。面会後、二人は再び逮捕・監禁されたという。 同副議長は、中国国内で行われている法輪功学習者に対する弾圧はジェノサイドに当たると指摘し、「いまの中国では、中国人を対象とするジェノサイドが行われている。被害者は法輪功学習者である。国連人権委の特別調査官は拷問に関する報告書で、中国で監禁・拷問されている人のうち、三分の二は法輪功学習者であると指摘している…法輪功学習者の弁護を引き受けた国内の人権派弁護士・高智晟氏と電話会談する際に、彼は、約二十五万人の法輪功学習者が監禁されていると話した」と指摘した。

 そして遂にこの三月のチベット弾圧。
 世界経済の牽引役をになったと判断して一気にチベットの支配の固定化をはかり、世界人類注視の中で磐石な中国大陸支配権の既成事実化をはかるチャンスと考えた。

 太平洋覇権をアメリカと二分しようと提案。日本から得たODA資金計七兆円をアフリカなどに中国からの支援金としてばら撒き、国連での中国同調国家に仕上げ、その元首を五輪開会式に招き、人類史上最高の国威高揚オリンピックにする予定であった。

 しかし、世界はもくろみに反し、中国の人民弾圧を許そうとしなかったのである。

 世界百三十五都市を巡回する聖火リレーが、民主ヨーロッパの各国で従来なかった最大の抗議に遭遇した。更に第五番目のパリで聖火が消された最悪な状況に至った。

 米サンフランシスコも、コースを一切国民に知らせず誰も見ないリレーとなる。この先の国々でのリレーは、いくら金を掛けて抗議の民衆に対抗する警備や防衛を増加しても、聖火が転送途中で消えたことは、政府権力及び中共当局に五輪の開催資格を与えたIOCの失敗を意味している。オリンピック開催前、聖火リレーの段階でこれほどの国際的批判がかつてあっただろうか。
 ここに及んでなおリレーが続く意味は何か。
 中国にとっては面子。他国にとっては人権と自由のレベルの表示。民主主義と人権弾圧主義とのどちらにつくか、国民一人一人に選択を与えていることだ。
 その選択の時は、今月二十六日。長野である。日本の国民もいよいよ直面することになる。
 例の、中国軍人の聖火防衛隊の伴走は、日本警察も峻拒した。当然である。
 村井仁知事は「二十六日のリレーが静粛、平穏に行われることを心から期待している」と述べたが、本音では、平穏なしかも広範な抗議行動を期待しているのではないか。日本の法律で保護される抗議活動に対して、中国の取り締まり要求に屈する御仁ではないと期待する。我々の政府は、いざ知らず。
 日本政府福田内閣が望んだように、二十六日のリレーに、抗議がなく、「静粛、平穏に行われた」としたら、民主国家の名折れであり、チベットのみならず、反体制活動家、また善良な中国国民を含めて、世界中の人々に笑われるのではないか。
 土曜の名古屋デモ、当日の長野デモ、左右問わず、人権を擁護する人々の手で抗議行動を応援したい。
 





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Last updated  2008.04.16 12:04:15
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