|
カテゴリ:安全保障・自衛隊
一晩たってもまだ怒りは収まらない。
田母神空幕長のこの論文は全国にホテルを展開する「アパグループ」(東京都港区)が、第一回「真の近現代史観」懸賞論文として募集したものです。空将の論文が最優秀賞を取られたわけですが、この審査委員長は渡部昇一上智大名誉教授です。しっかりした歴史観を評価されての受賞です。 発表内容は、実にまともな歴史認識と国防に当たる武人としての常識を述べておられ、機密漏洩でも危険思想でも全くない。防衛政策政策提言でもなければ反政府主張でもなく、一般自衛官として、また国民として知っておかねばならぬ基本的歴史事実と歴史からの教訓をかきつづられたものです。何処に出しても見識の高さに共感を与えこそすれ、批判されるべきものではありません。 問題は、戦後日本のタブーを実に官僚的にとらえた青雲の志に程遠い方が、現職の立場防衛のために指摘したことにあったようです。文書での報告義務違反などの瑣末な屁理屈をつけて。口頭での事前報告がされていた事でもあり、ほんの些細な事で「注意」などをすっ飛ばしての「更迭」などどう考えても以上です。この程度の内規違反で航空自衛隊の最高幹部を更迭するなどと言うのは全く考えられません。格下の官房長に報告せよとは、総理に防衛大臣に発表内容を文書で提出せよと言うようなものです。 防衛の要に、小心な人物を置いた意味で、麻生総理の任命責任はあるでしょう。なんと大臣は期待に反して親父の血を引いていなかったということです。 今後多くの自衛官が、防衛大臣を信頼できないと思うでしょう。愛すべき国家を語ったとき、解任するのがシビリアンかと感じる隊員が急増することだけは間違いないでしょう。隊員のモラールを萎縮させた大臣は辞表をおだしになるか、または、心を入れ替えて、部隊体験をなされ、国防の何たるかを身をもって体験されるがよろしかろう。寝泊りは隊舎にされたらよろしかろう。自分の部下を守り抜くということの尊さを覚えて頂ければと思います。 総理になる直前まで自衛隊が憲法違反などといったいた村山氏が、国会決議がまともに出来なかった為、個人談話として出した程度の文に、なぜ国家政府が拘束されねばならぬのか。総理がされることが政府意志として踏襲されるなら、小泉内閣において靖国参拝を国会意志としてなした、これをこそ政府として踏襲すべき大英断であったはず。参拝には長き歴史も有る。 無責任な村山談話は過ち。歴史検証に堪えるものではありません。「侵略」の認定は定まった歴史観ではない。あの億に近い自国民及び近隣のチベットやトルキスタン南モンゴルなどの周辺国民を殺害した中国共産党軍すら自軍を解放軍と言っています。侵略軍とは言いません。日本が自存自衛の戦いをした事をアメリカマッカーサーすら認めているのに、村山氏とその周辺の一部議員の「侵略」談話にとらわれるほうが歴史観の歪曲です。 田母神空幕長の更迭は防衛省・航空自衛隊にとって、国家にとって大きな損失です。 すでに防衛省には抗議メールを出しましたが、改めて政府に正式な文面で抗議文を出します。日本の真の独立を求めて。歴史を失った民族は絶えるしかありません。 政府に更迭撤回を断固求めていきましょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[安全保障・自衛隊] カテゴリの最新記事
|