草莽の記　　　　杉田謙一

明日２３日は皇太子殿下お誕生日、まことにおめでとうございます

昨年８月８日、皇太子殿下に譲位するご意向を周囲に示してみえた天皇陛下は「象徴としてのお務め」についてのお気持ちを示されたビデオメッセージを公表になられた。陛下はご自身の衰えが進むなかで「全身全霊をもって象徴の務めを果たしていくことが難しくなるのではないか」と懸念を述べられたのでした。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　すでに皇族の皆さんにはその意をご表明になられており、政府とも打ち合わせをなされて後の、国民へのご表明でありました。　　　　　　　　　　　　　　

ご意見表明は国事行為でも公的行為でもないが、「内閣の助言と承認」（天皇無答責規定）との、憲法規定に準じられてのご行為と拝察。憲法上のお立場から直接的な表現は避けながらも、国民に思いをお述べになられた衝撃は各界各層に大きな衝撃をもたらしたのでした。

これを受けて政府は有識者会議を立ち上げその流れに沿って国会も法案作りに取り組み、間もなく合意がなされる様子であります。

さてまさに象徴的なこの昨年８月８日、皇太子殿下は愛知名古屋の熱田神宮に御参拝になられてお見えでした。
　神宮には３種の神器、草薙の剣がお祭りしてあるのです。

当日、午前、私どもは神宮内にある、愛知県神社庁にて、参事様と皇太子のお気持ちにつきお話をいたしました。

皇位継承の御決意をより深くお心にお誓いになられ、神の御前にてそのお心をお伝えになられたのだと私はその時思いました。神のみ心のままに正しく皇位継承の道が開け行くことを御祈願なされたのでありましょう。

皇太子の御参拝時には神社関係者以外何人も神宮神域にとどまることなく、皆さん神宮敷地外へいったんお出になられました。その方々も含め、南門入口に大勢の奉迎者がお集まりになり。皇太子への感謝の国旗を手にしてくださったのでした。

皇太子の御重責から近き将来、天皇としての大重責を担われることになられるのが皇太子です。
　一昨年前に安城市にお越しくださった際には雅子妃殿下もご一緒になられ沿道には予想の倍の人々が小旗をお持ちいただき奉迎くださりました。僕らの奉迎用の小旗はこの時初めて布小旗にいたしました。
　この際の雅子妃殿下のにこやかなお姿には深く感動いたしました。奉迎の皆さんに細やかにお応えくださるので予定時間が大幅に伸びたことも思い出します。

皇太子殿下のお誕生日を心からお祝い申し上げ、明日は国旗を掲げます。