草莽の記　　　　杉田謙一

　岡崎の護国神社清掃と三ヶ根比島観音例大祭と豊橋陸軍墓地清掃英霊の鎮魂と感謝の一日を過ごした。比島観音奉賛会は本日をもって解散とのこと。

人として歩むべき道をしめした教育勅語がやっと陽の目を見る状況になってきたことを大いに喜んだ数年前。親孝行の言葉が教育現場から消えて久しかった中で、父母への孝行、兄弟への友、夫婦の和や友への信、知能の啓発、などの価値観を育成し、自らまなび実践する心を語る教育勅語への再評価が政府からも出されもしてきたが、この一年、教育思想の大逆転が行われてきたことをどう考えたらいいのか。

前川元文部科学省次官が「面従腹背」を主張し、教育者も見つかれば不埒な遊びを成しに行ったのではなく貧困調査と言い逃れればよいだの、あれだけ騒がれた天下り規制違反の違法行為も処罰を受け入れたのだから不問にすべきだの、教育の目標になりえない価値観がマスコミに推奨されル事態になってしまった。

　中高の教育現場に政権批判を最前衛で主張する人材を登用し、それへの疑問を語る代議士がマスコミにより集中砲火を浴びる事態が起きる。こうした中高教育は、校長や教育委員会・マスコミが本当に求める教育なのか。

　彼ら前川信者が教育現場に巣くうことは非常事態ではないのか。野党がこの一年なしてきたことがこれだとしたら、日本の政治には未来はない。家庭を捨てて愛人と過ごす代議士が称賛されるなど本当に世も末ではないか。

　三ヶ根や陸軍墓地清掃に行かせていただき、英霊はこうした日本を何とみて見えるのか、そればかり思っていた一日であった。

午前６時半、地蔵堂清掃。８時、羽根町の護国神社清掃。

今日は神社清掃の皆さんが熱心に清掃奉仕をしてくださっていた。私は境内社の護国神社の木部分の水拭きと階段部分の石のブラシかけを主に行う。いつもは一人で行うのですが、今日は町内清掃日と重なったようで、多くの方に感謝をされながら清掃ができた。

１１時三ヶ根着。今日が比島観音最後の合同慰霊祭である例大祭。ＮＨＫのスタッフがインタビューやビデオ撮影をされている。先日下見にみえた女史に挨拶し、記録すべき人物をお教えしたが撮られたか否かは不明。皆に断って殉国七士の墓の方に行き清掃と花壇づくりに入る。石ころばかりでまるで開墾。ブッシュの根（地下茎）が深いところで横に伸び、茎（葉柄）や葉を伸ばすので昨年の花壇づくりには大変困った。よって畝を作りながら地下茎を取り除き、大きな石も堀りおこすのです。

この作業をしていると慰霊にお越しの方から様々に質問を受ける。「お町さんの碑」の説明をすると日本女性のすばらしさに感動してくださった。

ある程度まで進んだので再度比島観音へ。式典は１時より開始ですがその前に余興として歌や踊りが奉納されるのです。キングレコードの専属歌手橋本絵美さんの「戦友」や「未帰還兵の妻」など、舞踊は竹内舞踊研究会の皆さん。

式典の主催は比島観音奉賛会（会長　亀井亘　氏）

開式の辞の後一同礼拝に次ぎ黙祷。ラッパ吹鳴は陸上自衛隊豊川駐屯地隊員。以下献花や献供などが維持の方生還者の方などのお話が続くのですが、私はご無礼して豊橋へ。陸軍墓地清掃の日でありますのでこれは致し方ない、

遅刻して豊橋陸軍墓地に着く。もう１０名ほどの皆さんが掃き掃除や花活けなどをしてくださっていた。その中には現職の豊橋市議の藤原先生や、代議士根本氏の秘書の方なども実にご熱心に行ってくださっている。途中、隣の公園にいた青年５名に陸軍墓地清掃を手伝ってくれないかを問うと、なんと「ハイ」の返事で５名全員がすぐに応援に入ってくださったのだ。聞けば皆さんこの４月から高校２年になる友人らなのだそうな。卒業中学は青陵中とのこと。昨年も中３生が手伝ってくださったことがあるが彼女らも青陵忠だった。本当に素直に育ててくださっていると感心。小一時間ほど手伝ってくださったのでささいな記念品をお渡した。皆さんの清掃状況はほんとにきびきびしてうれしかった。

後は僕らで清掃及び慰霊式典をおえ、ミーテイングに入る。今後の陛下御即位３０年奉祝運動やボランティア団体オアシスさんへのシュラフや毛布送付活動への協力、沖縄や北海道北見への小旗送付の件、八丁味噌署名の件などを話し合う。

４時ころ終了解散。

私は東田の大東塾大孝道場・御嶽神社の周辺清掃などを行う。ここも本当に重要な聖地である。同時に相当の浄財を集めて修繕をなさねばとあらためて思う。

岡崎に戻り事務所整理。

比島観音奉賛会は解散しても日本は解散などできない。再起あるのみです。
今後比島観音は有志でお世話するしかないでしょう。