草莽の記　　　　杉田謙一

朝６時発、７時名古屋駅近くの錦のクラウンホテルでの三蔵塾に参加。今日の講師は角谷克彦氏。企業人としてタイ国で企業を立て直した体験からタイ人気質につき語ってくださった。タイ人の微笑にかくれた真実としてかたってくださった内容が面白い。初対面時ににこやかに接してくれるのは単におもてなしだけでなく以下の６点を見抜くため。
①年齢②財産③社会的地位⓸人格⑤徳の５点なのだという。
この人は自分より上の立場か下の立場かを見抜くのだそうだ。上の立場と認識すれば手を合わせて挨拶をされる。あなたの方が上の立場です、よおしくお願いしますとの意思表示。それを認めればこちらこそと合掌して返す。下の立場と認識した人から合掌するのだそうな。その関係は一生つづくのだとも聞く。
日本でいえば先輩後輩の関係がずっと続くようなものかと思いながら聞いた。まあエピソードは多くあったようで面白く聞いた。たまには気楽な話もいいのかも。終わって皆さんは食事、私は急ぎ護国神社へ。２８日から春のみたままつりで忙しく、清掃メンバーが不足しているだろうから。
慰霊碑の磨きをメインとしようといったのだが落ち葉や小枝が山のようになっていた。必死に掃き清め、それから慰霊碑の磨きに。昼までかけてとりあえず常の状態にまで戻したが、とてもきれいになったとは言えない。清掃の最中に何組もご結婚式を挙げられて巫女さんらも忙しそうである。やはりもう一度行かねばとは思うが次官が取れそうもない。昨日悠紀斎田に研修にお見えの神主さんがお見えだったのでお礼のあいさつをする、
熱田神宮神社庁に通信を届け、斎田サミットの開催のめどが立ったことを参事さんに報告。
岡崎に帰り町内町外の草取り。羽根町や井内町。ゴミ大袋は５袋がいっぱいとなる。羽根の総代さんにあい、歩道橋の上が何年も未掃除のため苔や草が生い茂るほどの現状を報告。清掃担当者をお決めくださればありがたいとお伝えしておく。嫌われ者になることはわかるが、草取り一つとっても私のなしたい清掃地区すら進まない。気心の知れた人には頼んでやってもらうしか手がないのだ。
悠紀斎田に行き、資料を購入、明日の豊橋での大東塾のお祭りにみえる方に頼まれ、ダビングするひまがなかったため。大阪にて学習会を成してくださるそうで大変ありがたい。
明日は急ぎ豊橋へ。御嶽神社の清掃が手つかず状態。式典の前になしておかねば。終われば西尾張学習会に行き、学習会の後春日井の読者宅へ、時間があれば名古屋での久野潤先生講演会へと思うが間に合わないかもしれぬ。
お子さんが高校に入られた方から感謝の言葉をいただいた。数年前、子育てに苦労されていた際、「私が子供は言う通りには育たないもの。しかし言ったとおりにならないが、思った通り、願ったとおりに育つから不思議です」と語ったことがあり、その言葉を噛み締めて落ち込まずにやれましたとおっしゃる。よく覚えていてくださったものだと感心すると同時に、「我以外すべてわが師」の言葉が浮かんだ。願い続ければ必ず実現する、斎田サミットがこの時期実現の見込みが立ったことこそが今の私にとって願いの実現。願い続ければ形になってくる。なんとしても成功させたいと深く願う。

安倍総理の政権危機につき、身近な保守の方々が多く心配なされて御発言なさる。私は今日も何か所かでこう語った。どれだけ支持率が低下しようが総理は必ず国家のために改憲を成し遂げる。なぜなら岸信介総理のお孫さんであるから。絶体絶命の安保危機の中にあっても、国のために新年を揺るがせなかったではないか　と。
失礼ながら西部先生は個人の価値観で死を選ばれた。大東塾影山塾長は元号法制化に人柱がいると、身を玉串と神にささげられて大願成就に全霊をささげられた。鈴木正男代表は、「靖国を守れ」と最後の不二巻頭文を残されて自決なされた。総理は岸信介の名を貶める道を取りはしまい。
憲法にせよ即位大嘗祭にせよ拉致被害者救済にせよ総理は必ずやり切ってくださると私は思う。こう語った。そしてこの願いは必ず実現する。ひたすら日本の自立を目指して私もできることを積み重ねたい。