草莽の記　　　　杉田謙一

三ヶ根清掃に行く。少し町内の仕事や配達をしてからいったので、清掃には遅れてしまったが、ほぼノルマ分を完成してから慰霊歌唱祭に出る。

歌手のミネハハさんには初対面ですがその声量には感銘。比島観音の前で慰霊の歌を歌ってくださった。３０００曲を数えるＣＭソングを歌われ「ＣＭの女王」の名声を持たれる方。私が特に感銘を受けたのは「母の歌」。彼女の歌声は心の底に熱く響くのだ。わが母も誰よりも早く起き、夜なべをして、常に子供の事だけを思い気を使ってきた。田の耕しや田植え、牛の世話やあっという間に作る食事など思い出しながら聞いていると胸にジーンと響いてきて思わず涙が止まらなくなってしまった。戦地に赴かれた御英霊もきっと感銘を受けて聞いて見えたと思う。

照れくさくて空を見上げると天空にはまばゆい太陽が見える。驚いたのはその周りに大きな虹が太陽を中心として円を描いているではないか。１月７日の昭和天皇の御命日に御陵参拝をしたがその帰りにバスの中からこのような虹の弧を見たがこの時は途中が途切れていた。この時もびっくりした。しかし今日は完全な円であります。感動して隣にみえた方にはお話ししてかくにんしていただいた。歌唱祭の最中であったので皆さんには伝えるわけにはいかなかったが、終わりの挨拶を成されたＳさんが「先ほど赤とんぼが３往復して歌を聴いていたようだった、さらに空には機影も音も聞こえなかったが飛行機雲が見えた。御英霊は必ずお喜びになったに違いないとおっしゃってご挨拶を終えられ、会も終わることのなった。記念写真に移る際に、この円形の見事な虹の事をお話しすると皆さんが驚きの声をあげられてご覧になったのでした。本当に不思議な体験でありました。

終わって後、寺に移り、ご住職を迎えて慰霊祭に移る。中には入れない程で私ども８人は外にて焼香。ミネハハさんのＣＤを購入。ミネハハの名のミネは水をあらわし、ハハは微笑を表す北アメリカのネイティブアメリカンの言葉だそうですが「ミネ」は三根「ハハ」は母つまり三ヶ根の母にぴったりな名だと、勝手に思っていた。

皆さんパーティに行かれましたが私はゆうとぴあに通信を運び、また殉国７士の墓に移動して参拝。掃除にはここにも４名が。私は剪定のまねごとをする。国旗作成用の紙と柄を１３００本ほどＭさんにお渡しする。このメンバーも国旗作成を担ってくださっているのです。

一路名古屋へ。

２時半からの豊国平成塾」の学習会に参加。今日のテーマは村上先生の本居宣長論。深くはわからないが学問の深さを感じるご講演でありました。

豊田で友が国旗作成会を行ってくれていたので顔見世ぐらいしたかったが時間なく事務所に帰った。