草莽の記　　　　杉田謙一

リコール署名活動に携わってくださる友らに三ヶ根のイノシシ被害を告げると、修復作業を手伝ってくれるというので同行のお願いをした。むろん事務室には複数人を残して。昼にはかえってくることを伝えて。

情宣カーを走らせながら行くと皆さんが興味を示してくださる。まだほとんどの方がリコール運動をお知りにならないようだ。

　山につく。同行の彼には以前見事な花壇を見ていただいていたので、私の落胆の理由はわかってくれたようだ。ひたすら竹筒を並べなおしてくい打ち作業。スコップで植えこむへこみを作り、そこに竹の筒を置きなおして打ち込んでいく。畑といえども、下部には大きな石がゴロゴロしており、掘るたびに石が出てきて邪魔をする。満蒙開拓団のようだと笑いながら作業を進める。

昼になってしまったので今日はリタイア、三ヶ根ゆうとぴあに挨拶をして岡崎に帰る。

情宣資材をいれる倉庫のカギを見つけだした。短時間の外出時にはそこにて資材管理ができるようになった。

明日記者クラブにて今回の提出署名の疑義につき発表することになった。今までは岡崎事務室メンバーが不正なりにかかわっているなどの事実無根の話が飛び交っていたようだが反論したくても今はリコールのまっさい中。スキャンダラスな話は僕らに被害がないかぎり相手にしないで進めてきた。岡崎での署名活動が大々的に始まる予定が、本部事務局からの支援なしとなっただけで僕らは市民の声を結集していくだけ。よってリコール不正には本部事務局には内部調査をされるように要請なり中止判断への説明を求めるだけ。

終えようとしてもリコール運動は期日までは終わらないし終わらせることが出来ない公民権運動。運動放棄する意味はない。継続を批難される方もみえたが説得し、リコールの使命感をもって動ける人だけで進めてきた。

しかし、名古屋市議会で驚くべき不正署名が審議され、しかも岡崎メンバーが不正にかかわっているなどのうわさを流す方も出るに及んでさすがに署名活動に支障が生じてきた。

本部事務局の内部調査も進んでおらず、このままでは必死にまじめに署名活動に取り組んでくださった方々に大変失礼だと思われる受任者の方が記者会見をなされることにされたとの知らせが。

岡崎の関係者は全く関知せず、まったくの濡れ衣であることを時系列に沿って表明することが必要と判断された友らもその方の方針に賛同され、明日を迎えることに。

明日の発表がどうなるかは知りませんが、陛下の問題、英霊の問題に虚偽や不正などあってはならないのは自明。岡崎のスタッフの総意です。

僕らは粛々と知事の反省を求めていくだけであります。