|
カテゴリ:ビザ申請
さて。今まで日記は3日と続かない方でしたが、仕事のコトやその他もろもろの出来事、考えていることなどを紹介できればと思います。
まずそもそも行政書士ってどんな仕事?という疑問があるかと思いますので、ちょっとご紹介です。 行政書士がカバーできる範囲はとーっても広く、当然全部やることは不可能に近いです。 ということで必然的にある程度業種が絞られてくるのですが、私の場合は、今までの経歴などを生かして外国人関連が多いです。 その中でも今日は、特に専門的にやっているビザ申請についてご紹介したいと思います。 私が行っているビザ申請は、外国人の方が日本に滞在できるためのもので、外国人のクライアントのために必要書類を揃えて、代理で提出してきます。提出先は入国管理局です。 週に1~2回は行っています。そして1回の滞在時間が異様に長い・・・。何故かというと、混んでいるからなんですね。 こんな感じです↓ ちょっとこの写真じゃわからないですね・・・。 まず行ったら整理券みたいのを引くのですが、200人、300人待ちは当り前です。普通に2~3時間は待ちます。自分の番号の時にちょっとでも席を外していたら容赦なく飛ばされて、次の番号へ行ってしまいます(涙)しかも不便な場所にあるので、結局半日は潰れます。。。 ただしこれは東京入国管理局の場合で、地方の入管はもっと空いていますけどね。 入国管理局は、よほどその関係の仕事をしていたり、外国人の知り合いなどがいなければ、普通は来ない所ですよね。私もこの仕事をするようになって初めて来ました。 ここは法務省の管轄下なのですが、やっぱり普通のお役所と比べて、すごく特殊な感じがします。普通に2~3時間待たされる時点であり得ない気もするんですが、人手不足なんでしょうね。でも外国人相手だから不満の声がなかなか届かないのか・・・とにかく外国人には評判の悪いところです。 ちなみに入国管理局とか、大使館のビザセクションとかは、どの国でも何故か評判が悪いですよね。(なぜでしょうね??)私が留学したフランスなども、かなり最悪でした。(その話はまた今度・・・) ただ入管の職員の人とかも見てると大変だなーと同情してしまうこともあります。 そもそもたった一日で何百件もの申請があるってことは、毎日そのくらいの数を審査しなきゃいけない訳ですから、相当な量ですよね。 それに外国人といっても色んな人がいる訳で、日本人の常識が通じない場合もあるし、すごい勢いで主張してくる人もいる訳です。 しかも日本に在留したい外国人にとっては自分の人生がかかっているから、本人もかなり必至ですよね。 傍で聞いていても、「その主張はちょっと無理があるのでは・・・?」と思うようなケースでも、カウンターをバンバン叩いて怒鳴っている人とかも、たまにはいます。。。 対応している入管職員の人も色んなタイプの人がいて、にこやかだけど冷静な人、ほとんど相手の目を見ない冷たそうな雰囲気を出している人、若い女性とかだと、「私、疲れてます!もうキャパオーバーです!!」っていうのがげんなりした顔に出ている人、何を言われてもひょうひょうとしている若いお兄ちゃん等々、みんなそれぞれの方法で自分を守ったり、ストレスと闘ってるのかなーなんて、いつもちょっと外野から観察しています。 まあ私もクライアントの代理として申請に行くので、外野から見るだけでなく当事者になるのですが、正直な話、杓子定規な話ばかりで柔軟性に欠けると思うところがあるし、そういう言い方はちょっと・・・と思う時もあるし、申請してから結果が出るまでとにかく長いし、法律で決まってるのはわかるけど、どう考えても今の時代に合ってないよね?!と思う時もあるし、どうにかしてほしいなーと思う部分は多々あります。 そんなこんな考えながら申請に来ていた外国人力士の横を通りつつ・・・ 東南アジア系の若いお姉ちゃんと、彼女がぴったりと寄り添っている、どう見ても親子ほど歳が離れてそうな日本人のオジさんのカップルを見ながら、彼らは幸せなのだろうか、と余計な世話を焼きつつ・・・ ただこれだけの数をこなすには、入管もある程度、杓子定規に線引きをしなきゃいけないんだろうな、というのもわかる気もするし、入管職員にも彼らの立場があるんだろうし・・・。と、ちょっと理解もしてみたりしつつ、長~い待ち時間の間に色々と思いを巡らせている訳です。 とにかく早くクライアントのビザ申請の許可が下りないかなーと、毎日そわそわした日々を送っています。 もちろん許可が下りるようベストを尽くして申請する訳ですが、結果が出るまで絶対大丈夫とは言えない世界なので、それなりの自信がある場合でも、一件一件ハラハラドキドキものです。 そもそも一人一人の人生はそれぞれ違う訳で、みんなが必ずしも要件にピッタリと当てはまる訳ではないんです。しかもその人の今後の人生がかかっているから、責任も大きいし、もしもダメだったら・・・と考えると正直な話、結構胃が痛くなってきます。。。でもその分成功したらやりがいもあるし、すごく嬉しいですけどね。 いきなり長くなってしまいましたが、今回はこの辺で。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|