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カテゴリ:伊豆ジオパーク
●西伊豆巡り(ジオパーク 一色) 暖かい春の陽気になり外に出掛けやすくなったので西伊豆方面に向かってみた。 途中の河津と下田の境界付近では、今月19日に一部分開通する「伊豆縦貫道」の開通予告サインがあった。 このサインは今後は見ることはできないと思い写真を撮った。 最初に訪れたのは、伊豆半島ジオパークの一つでもあり最も重要な場所となっている「一色の枕状溶岩」の見学だ。 松崎を通過し、西伊豆町に入ると仁科川が見えてくる。この川沿いの道路を山に向かって行くと途中に「一色」という地名がありそこに地層があるのだ。 仁科川と交差する地点に看板が見えた。近くには河津桜と思われる桜が満開となっている。 しかし、看板の矢印を見ると川沿いを戻るようになっているが車が入れそうな道はない。 するとジオパークの説明看板があったので、場所は直ぐに分かった。 川沿いの細い道の反対側に高さ3m、横幅10mほど岩が露出した部分がある。 看板が無ければ何処にでもある岩肌なので、誰も重要な岩だとは思わないだろう。 何故この岩がジオパークとして重要な物かは、説明看板にも書いてあるが、伊豆半島を形成している岩や土の部分は、200万年前に南から本州にぶつかる時に隆起したり噴火した物なのだが、一色地区のこの岩肌に見えるのは、2000万年ほど前に、未だ伊豆七島付近の海底にあって噴火していた時の溶岩が露出しているのだ。 枕状溶岩と後から地下から割り込んできて縦に走る岩脈が2本見ることができる。 川床の岩を丹念に探すと約1700万年前の化石が見つかるそうです。 このまま沢を上って行くと、小滝という小さな滝でも化石が見つかっています。 こんな何も無いような場所で、貴重な物を発見した人達は凄いと思うと共に2000万年前の石に触れたことにも感動してしまった。 西伊豆の堂ヶ島地区は、昔海底だった地層が見えることでジオパークの宝庫となっている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023/03/10 12:10:11 AM
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