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カテゴリ:19年5月
5月第3回‘おらおらでひとりいぐも’
2017年下半期 芥川賞受賞作。 読んで考えたのは 6年前に死んだ父親のこと。 2回目の脳梗塞をしてから死ぬまで4ヶ月。 初めの2週間程は意識がしっかりしていたのだが、それから3ヶ月半はほとんど話しができなくなった。 何を考えていた3ヶ月半だったのだろう。 私の後悔はその3ヶ月半に、本当に何もできなかったこと。 正直、やせ衰えていく父親を見に行くのが怖かった。 自分も死が傍にあるということを実感したのは父親が死んでから。 多少なりとも、この本の主人公の桃子さんの心情が理解できるようなできないような。 数年後、私も同じ老いた状況になった時に、また読んでみたい気がします。 生を貰えた者の必ず通る道。 考えたいものです。 おらおらでひとりいぐも [ 若竹 千佐子 ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019.05.23 16:40:42
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