今日は弟怪獣の衣装打ち合わせ
地域のコミュニティ会館の会議室を借りて集合した
お姉ちゃんを小学校受験させるママだけが欠席だったけれど
あとの方はみんな出席でみんなのやる気が伝わってくる
みんなが待っていたすべての生地がそろい、
難度の高い上着の作り方解説書をTくんママが作ってきてくれた
このTくんママ、付き合えばよい人なんだけれど、
見た目がとっつきにくい
これは本人もよーく分かってるんだけどこればっかりは仕方が無い
しかも話し方がぶっきらぼう
これも本人は十分承知のことなんだけど、緊張すると余計に言葉がきつくなるのだそうだ
集合時間を5分過ぎたところでTくんママ登場
みんなの生地を裁断したり、袋詰めしたりと大変だったに違いない
が、部屋に入って来たTくんママを見てねぎらいの言葉を掛ける勇気のあるママはいなかった
だって、だって、やっぱり顔が怒ってるみたいなんだもん
残りの人たちは更に輪をしっかりと作り、壁を高くしてしまいそう
そういう雰囲気を察知したTくんママも余計に表情をけわしくしてしまう
ぐぅぅ、悪循環だぁぁぁぁ
みんなで布を裁ち始めた
ここでも疑問噴出のみなさん
よほど好きでないとチャコペーパーだの待ち針だのを手にするのは中学校以来、高校以来だったりするんだもの仕方が無い
型紙を取るのだって手取り足取りじゃないと進まないのに
一つ一つの質問に威圧的に(みえるような感じで)答えるTくんママ
だんだんと質問する人も減ってきてしまった
そこでみんながこっそり私に質問するようになってきた
なんだかこの構図はよろしくないぞ
どぼじよー
でも、誰にも質問できなくってわからない同士テキトウにやってみんながみんなで間違っちゃったりするのは絶対に避けなくてはならない
そこで誰かが口にした質問は黒板に書き上げて回答をTくんママに相談しながら書くことにした
こうすれば同じ質問を何度もTくんママが受けることはないだろう
裁断もだいぶ進んだところでちょっとできそうなママたちから上着の質問が出た
これは作り方の解説を作ってくれたTくんママにお伺いを立てなくてはならない
「胸の開き部分の作り方の質問が出たんだけど、試作持ってきてくれてたよね あれ見せたほうがいいかもよ」と私が言うと
バッグから試作を取り出し「はい、これ」と私に手渡す
どうやらその質問をしたママと直接話したくない雰囲気(前に書いた座敷わらし系ママなの)
仕方が無いので「これね、Tくんママが夜なべして作ってくれたんだけど、これを見ればとってもよく分かると思うの」なんてちょっと声を大きくしてしゃべってみた
その後はお腹につけるポケットについての質問
それもやっぱりTくんママに聞いてみた
「あ、それ型紙に書いてなかった?」と明らかに不機嫌
はいはい、ちゃんと見てない私たちがいけないんですね
「えっとー、あー、ここ、型紙のここんとこ見てもらえますか?
ここに書いてありまーす」なんて私まるでピエロみたい
その後も質問が続出し、そのたびTくんママにお伺いを立て
彼女の答えをマイルドに翻訳してみんなに伝えた
はぁぁ、今日の私、まるでTくんママ専属の通訳だわ
すこしずつみんながお互いを知るようになって、
Tくんママの態度に悪気がないってことを分かってくれるようになるといいなぁ
でないと、私のストレスが・・・
ま、いっか