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テーマ:今日の出来事(288937)
カテゴリ:気まま
屋根に降った雨を、そのまま下水に流してしまっては折角の水資源がもったいないだけでなく、一時的に下水道への負荷が集中して洪水の原因にもなる。
このことを解決するには、貯めこんで活用することだ。 日常的には、庭の水遣りに使い、災害時水道が止まったときは、貴重な水源として活用することになる。 ![]() オーク樽を利用した天水桶を設置し、雨水を活用することにした。オーク樽はなかなか味わいが深い。かちっとしたデザインの倉庫にも、よく似合っている。 ![]() 平板の上に、4本脚のスチール架台を設置し、樽を乗せるようになっている。建物にもこんなに近い位置だ。 ここで、問題が起きた。昨日、元請けの業者さんから引き渡しを受けることになり、事前にチェックしたら、スチール架台は平板の上に乗せてあるだけで、固定していなかった。これでは、地震の時、転倒したりして、悪くすると建物を傷つけかねない。 設計したアトリエ暢気さんに電話をし、架台が固定していないことを確認した。当初「重量があるから大丈夫です」との返答だった。うっかりぶつかったり、強い風が吹いても大丈夫だくらいは、私にもわかる。地震に対応できないことを指摘し、固定してもらうことにした。 スチール架台には、接地部分に当初から穴が空けてあり、ボルトで固定できる仕様にはなっている。メーカーが直接施工したのだけれど、固定しないまま作業を終わり、元請けの人もそれでいいと判断してしまっていた。 設計事務所から元請け会社に連絡を取ってもらい、引き渡しのとき固定する作業をしてもらうことになった。 当初天水桶が置いてあった位置もアバウトで、きちんとセンターが取れていなかった。このまま固定されてはみっともないので、元請け会社の人が来る前に、一人で設置位置を調整した。かなり重たいので、ピタッとは行かなかったけど、見た目には分からない程度に調整できた。 ![]() 元請け会社の人の手で、無事きっちりボルトで固定された。 注文主が私でなかったら、恐らく固定しないままでの引き渡しになっていたことだろう。 想像だけど、メーカーにしてみれば、「10年間納品してきたけど、固定しないでも、事故を起こしたことは一度もない」ということかも知れない。 首都圏は80年以上も大きな地震のない、静穏期が続いている。だから、地震の洗礼を受けていないだけで、固定しなくても問題がないことの証明にはならない。 可能な限りさかのぼって確認しても、80年以上も静穏期が続いたことはない。ウサイン・ボルトのように日々記録を更新しているのだ。だから、静穏期は間もなく終わりを告げ、長い活動期に入ることになると考えた方がよい。 80年以上も静穏期が続いているので、工事関係者の間では、法的規制のない物件での地震対策に無頓着になっているのかも知れない。 地震対策を考えずに施工したものは、首都圏が地震の活動期に入ったら皆使い物にならなくなると覚悟すべきだろう。 参考文献:「大地動乱の時代 -地震学者は警告する-」石橋克彦著、岩波新書(1994年初版) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年09月07日 21時37分59秒
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