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牛と鷲と虎と

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2005.05.01
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カテゴリ:着物
銀座マックへTigerを仕入れに行ってきました。ついでに、先日、久留米三人展をやっていた青山みともへ

4軒も銀座にはありますが、まあ、わざわざ行くほどでも、、、という感じ。やっぱり展示会でたくさんある時でないと、ね。沖縄の着物やしなや藤などの自然布、あたりがいつもあるのはいいですね。

交旬(ほんとうは言遍に旬)館では岸野頼子さんの絞の展示会がありました。

http://www.aoyama-mitomo.co.jp/pege/9p_f.htm

岸野さんは連休中まではいらっしゃるとか、とっても楽しい方ですよ。出身が大阪なのでローカル話題でもおもわず、もりあがりました。私も大阪弁なので相乗効果、だんだん互いに大阪弁がきつくなっているうー。

大阪の万博あとにある民芸館で絞教室をひらき、たくさんの後継者の育成にも励んでおられます。今、有松などでも絞りは高齢者が多く、ほとんどが中国で絞りをやって、染だけ日本というものが多いとか。糸も中国産が多いのですから、中国の技術をもってしてなら、じきに全工程を中国でということになるでしょう。

これでは民族衣装である着物が日本のものではなくなる。という危機感で、教室で教えるこを熱心にやっているのだとおっしゃっていました。

10反ほどを見せていただきましたが、これが素敵。ほんものの絞りは立っています。家で洗濯しても、すぐに復活するのがいいですよね。もちろん、アイロンはだめで、スチームを浮かして当てるだけですけどね。

藍と絞の技術だけで、100種類作るのが目的とか、今回はそのうち31~41までできたそうです。値段も、20万円台と、手絞にしては安いです。しかも、家で気軽に洗える木綿、おまけに手入れの楽な本物の藍ですからね。

藍には木綿や麻などの植物繊維が合います。なぜ、他の天然染めはしないのですか? と伺ったら、確かに、昔は天然染めをやっていたそうです。でも、天然染めといっても、重金属がいやだからだとか。

確かに、媒染(発色の触媒)には各種、重金属を使うことが多いです。その廃液処理を考えると、藍は一番使いやすい染料でしょう。

岸野さんはおっしゃっていなかったけど、アルミはアルツハイマーに関係があると言われているし、マンガンもパーキンソンに関係あります。亜鉛もなければ味覚障害を起こすけど、多量にあると金属は健康障害をひきおこすもとです。

たとえば、くろゆりで緑色に染めるといっても、アルミを大量に使うから、どっちが触媒やねんという感じ。廃液どないするんやろ、と心配になります。また、光堅牢度も問題のある染料が多いですからね。

さて、作品に戻りますが、木綿でも、綿絽や綿紅梅と素材によって、絞りもかえていました。中でも手触りで気に入ったのが、紅梅なんだけど、いわゆる紅梅より打ち込みがつまっているというのか、十字にきっちりと地紋がはいっている木綿生地です。しっかりしていて、かつ、柔らか。変なたとえですが、寝巻きにしたいような肌さわり。

白地に二枡の技法で染めたものや柳のようなもようのもの、白抜きと淡い藍の色で丸を並べて、動きを表現したもの。浴衣にもできるし、単から夏の着物には重宝しそうです。なんといっても、木綿は家で気軽に洗えるからいいですよね。

というわけで、良いものを見た一日でした。





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Last updated  2005.05.03 20:05:32
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