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しがなき男の楽天イーグルス応援ブログvol.2

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2010年05月17日
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オールスターの救援部門にノミネートされて話題となっているプロ2年目の辛島航投手。今年の楽天救援陣が比較的好調で安定を維持しているのはこの若武者左腕の活躍に負うところが大だと思います。

さて、今季ここまで(5/16終了時)の辛島投手の投手成績を徹底データ分析してみました。

辛島投手は今季ここまで3/30、4/1、4/7、4/10、4/20、4/13、4/25、4/30、5/2、5/4、5/14の11試合に救援で登板、主にリードした展開での登板で「勝利の方程式」を担っています。お立ち台にもあがりましたね! しかし、4/30、5/2、5/4、5/14と直近登板4試合連続で自責点がつくかんばしくない内容となっているのは御存じのとおりです。

辛島投手の魅力は、なんといっても、打者に向かっていく物怖じしない若武者らしい度胸あるピッチングではないでしょうか? しかし、野球人口の頂点に位置するプロ野球の世界では、勇気のみで食べていくほど甘くはない──。そんな成績になってしまっています ...ガクッ!...(>_<)

ここから、データのみを冷静に見つめて、あえてかなり厳しい書き方をします(ふだんこのブログではしないのですが・・・)。辛辣なダメだしをするかもしれません。しかし、前提として「何とか立ち直って活躍してほしい!」という強い期待がありますので、御了承下さい。

◆主な投手成績◆
試合数11、投球回数12回1/3、防御率5.11、0勝1敗4ホールド、打者数56、被安打14、被本塁打2、奪三振11、与四球5、暴投3、失点8、自責点7、被打率.280、WHIP1.54、DIPS4.66、BABIP.558、K/BB2.20、奪三振率8.02、与四球率3.65

上記の主な成績をみてみると──おそらく直近4登板の成績が大きく足をひっぱていると思いますが──奪三振率が8を超えている点は評価できるものの、大半がかんばしくない数値になっています。特にDIPSとBABIPの両方の指標でかなり悪い値が出ているのは深刻と言えそうです。本格派からもNG、技巧派のほうからもダメ出しをされている気分です。

下記の左右打者別では、右打者を抑えることができている一方、左打者に良く打たれていることが判ります(西武のブラウンと栗山と上本、日本ハムの糸井、オリックスの後藤2本という内訳)

◆左右打者別投手成績◆
vs右打者:被打率.222、打数36、被安打8、被本塁打2、奪三振10、与四球2、与死球0
vs左打者:被打率.429、打数14、被安打6、被本塁打0、奪三振1、与四球3、与死球0

奪三振をみてください。11個のうち右打者からは10個記録しているものの、抑えなければならない左打者からは僅か1個という内容です。

左投手は左打者を抑えて当たり前。左打者を抑えてからが1人前。そのように見られるプロ野球の世界ですから(左打者がおしなべて左投手を苦手にしているというのは言えない部分がありますがここでの本旨ではないためスルーします)、左打者被打率が4割超過の事実は、これからの最重要課題といえそうです。

「左打者の成績はちょっと悪いけど、右打者の被打率凄いじゃん!」そう思った方、安心してはいけません。

連続自責点の始まりとなった4/30以降の対戦成績をみてみると、被安打9本のうち右打者に打たれたのが6本。今季の右打者被安打数が8本ですから、4/30以降、急速に右打者にも打たれ始めている!といえます。しかも被本塁打は4/30塩崎、5/2赤田といずれも右打者なのです!

◆4/30以降の被安打◆
4/30Bs戦、塩崎(右)、後藤(左)
5/2Bs戦、赤田(右/両)、北川(右)、後藤(左)
5/4L戦、上本(左)、片岡(右)
5/14C戦、赤松(右)、会沢(右)

次に球種別割合をみてみましょう。

◆球種別割合◆
ストレート(St)・・・141 (全体59.0%)(vs右60.5%)(vs左55.2%)
スライダー(Sl)・・・41 (全体17.2%)(vs右9.9%)(vs左35.8%)
チェンジアップ(Ch)・・・39 (全体16.3%)(vs右20.9%)(vs左4.5%)
カーブ(Cur)・・・18 (全体7.5%)(vs右8.7%)(vs左4.5%)

ストレートを軸にスライダー、チェンジアップを投げ分け、時折カーブで緩急をつけ打者を惑わすピッチングスタイルといえるのではないでしょうか。去年はフォークも投げていましたが、今年は落ちる球はチェンジアップに絞ったのでしょうか。

右打者にはストレートとチェンジアップが主で、左打者にはストレートとスライダーが主要球種になっていますね。

下記の球種別被打率をみてみましょう。

◆球種別被打率◆
St・・・.250 (24打数6安打)(vs右.222、4安打)(vs左.333、2安打)
Sl・・・.333 (12打数4安打)(vs右.200、1安打)(vs左.429、3安打)
Ch・・・.273 (11打数3安打)(vs右.273、3安打)(vs左.000、0安打)
Cur・・・.333 (3打数1安打)(vs右.000、0安打)(vs左.1.000、1安打)

ストレートの右打者の被打率が.222と安定しているように見えますが、前述のとおり4/30以降はストレートを痛打されている場面が目立ちます。4/29までは右打者にストレートを安打されたケースはゼロだったのですが・・・

スライダーの被打率が全体で3割を超え、特に左打者には.429、7打数3安打されています。

左投手が投げる左打者のスライダー(右投手が投げる右打者のスライダーも同様ですが)は生命線ともいえる球種ですよね? 打者から逃げていく球種になるワケですから、それだけ打ち損じが増えたり、三振が増えたりするはずです。

にも関わらず、下記の奪三振数と凡退数のとおり、左打者へのスライダーによる三振は僅か1つ。凡退も僅か2つとなっており、データから考察するに、左打者へのスライダーが機能していない点が浮かびあがってくると思います。

ここでプロ初登板を思い出してみましょう。【記録/戦評】 3イニング47球の熱投!辛島航投手 プロ初登板投球詳細の09年8/13過去記事で紹介しています。別窓で開くようになっています。

この日の解説は元・楽天コーチだった松本匡史さん(個人的には巨人の青い稲妻がしっくりくる世代)。松本さんは、左打者に対してスライダーやカーブなど外へ逃げていく投球/球種が目立つなか、左打者の内角を攻めるシュートやシンカーなどの球種がないことを課題として上げていました。

この松本さんが指摘していた宿題がいまだたまっているため、左打者投手成績が良くなく、スライダーが機能していないのかもしれません(内角の有効球が無いため、打者が逃げていく球に対しても容易に踏み込んで打てるのでは?、または打者が認識するストライクゾーンを崩されることがない状況になっているのでは?) 現在故障中の楽天左のワンポイント・有銘投手のスライダーは独特な球種で打者には脅威となっていますが、有銘投手もシュートをところどころに挟みながら投げていますよね。だからなお威力が増しているのだと思います。辛島投手も、やはり、シンカーやシュート等の球種が欲しいところですねぇ。

奪三振に目を移してみましょう。

◆球種別奪三振数◆
全体11 (右10、左1)
St・・・4 (割合36.4%)(右4、左0)
Sl・・・4 (割合36.4%)(右3、左1)
Ch・・・2 (割合18.2%)(右2、左0)
Cur・・・1 (割合9.1%)(右1、左0)

現在のところ、岩隈のフォーク、田中の縦スライダー、永井のフォーク、良かった2試合のラズナーのチェンジアップのようなウイニングショット、決め球を見つけることができません。奪三振率8を超えており評価できるのですが、懸念材料を探すとすれば、先ほどの右打者のストレートのように、4/30以降の奪三振は僅かに2つ記録したのみです。

ウイニングショット候補の球種を磨くとすれば、右打者にはチェンジアップが有効ではないでしょうか。凡退数をみてみれば判りますが、高めにいくと打たれる懸念がありますが、低めに制球されれば、打ち損じを狙える球でもあります(右打者の凡退数6、左0)、

はてさて、ブラウン監督、佐藤コーチ始め首脳陣は辛島投手をどういう場面で起用し、どのように育てていくのでしょうか? 上記の懸念材料をどのように克服していくのでしょう? とっても興味津々です。正念場を迎えている場面ですが、ぜひその壁を乗り越えて、1つでも2つでも脱皮してもらいたいところですよね。

最後に、朗報を1つ。辛島投手はイニングの先頭打者の出塁をココまで許していません。イニングのアタマから投げた回が11イニングあるのですが、被安打ゼロ、与四死球ゼロという素晴らしい内容です。この部分は評価したいですね。ぜひ、これからの起用も、今までどおり、走者を背負うシチュエーションではなく、イニングのアタマからの起用をブラウン監督にはお願いしたいところです。

◆凡退数◆
全体25 (右18、左7)
St・・・14 (割合56.0%)(右10、左4)
Sl・・・4 (割合16.0%)(右2、左2)
Ch・・・6 (割合24.0%)(右6、左0)
Cur・・・1 (割合4.0%)(右1、左0)

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最終更新日  2010年05月17日 21時22分10秒
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