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2割農民の気まま日記

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2021年09月04日
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​​​​​​2021年  9月  4日の 気まま日記

  今朝の新聞を開いたら...大きな黒枠、いや黒文字の見出し。

「菅首相 退陣へ」しばらく前から そんな気配はあった。 

いわば すでに政治的ご臨終だったわけで、テレビでは昨日の

昼頃かな? 速報が入り、その世界は右往左往のようだった。

私は かなり冷静にこの事態を予測していたので、今朝の新聞 

一面はスツとばして 面をめくった。  

いつも 政治・経済・海外あたりは 拾い読みして、あとから

興味がある記事はゆっくり読むことにしている。

朝日では声欄とか 記名の評論記事が好きである。

スポーツ面は 誰が勝ったか、何処が優勝したかぐらい

を掴むだけ。 さして読むところはない。

社会面も 事件次第だが 詳しくは読まない。

そして 我が世代の特徴で、すぐに訃報欄に目がいく。

会社勤めの習慣がいまだに抜けないのだろうか? 

会社の営業には 冠婚葬祭 は重要な情報なのだ。

いやはや習慣というのは恐ろしい。

...最近は 亡くなられた方の年齢が気になる...のだが。

有名人 文化人 各界の重鎮 「この人が...」と感じる

訃報に接する機会も増えている。


今日の訃報欄に 通常の有料告知とは違う、少し大きめの

訃報記事があった。

「内橋克人さん 死去」 の記事である。

あまり 普通の人(?)は 馴染がないかもしれないが、

私は 非常に、非常にショックである。 残念である。

ちなみに 内橋さんの著書 何冊かのうち 手元にあるやつ

を紹介しておく。



最近 師の評論や発言に触れる事がなく、どうされている

のだろうか... と心配していた矢先の事である。

我がブログにも 何回か ご登場願った事がある。

経済学者宇沢弘文さんと共に、「人間の経済」を説いた人だ。

氏の著書は何冊か読んだし、NHKのテレビでも 何回も取り

上げられてきた、非常に暖かい心を持った経済評論家である。

行過ぎた資本主義、市場原理主義、新自由主義・グローバリズム

に対して 鋭い目で批判し、そこから 新しい社会の青写真を

語っている。

私が今も、これからの社会のキーワードとして使わせて頂いて

いる言葉に、「半径 8KMの生活圏」という言葉がある。

宇沢弘文さんの 「社会的共通資本」..その具体化としての

人間の営みの社会構造を表した もう一つの資本主義論である。

今 若き経済学者や 多くの人たちが「共生社会」とか「地域」

とか「コモンズ」とか...所謂社会主義による国有化と資本主義の

私有化に対して 新しい「公有化」等への道が模索され始めた。
           (市民参加・市民管理の下での 公営化 ...みたいな事)

社会全体では、競争システム下に置いて良いセクターと、
         (物を作ったり、売ったりする いわゆる産業)

そうでない人間生活面での基本インフラをきちんと分けて、

「公」で管理しよう...という考え方である(簡単に書きすぎたかな?...)

ヨーロッパではいくつかの都市で 動いている(バルセロナ..とか)

コロナを契機とした文明のルネッサンス期に...それより前から

内橋さんたちが提唱してきた(もうとっくの前から) 経済論が

今 若い人たちにクローズアップされているのだ。
   (斎藤幸平氏の「人新生の資本論」が版を重ねているそうだ)

もう既に鬼籍に入られた宇沢弘文さんや... そして 今日また 

内橋克人さんが亡くなられた。 

日本資本主義で言えば、渋沢栄一に次ぐ、経済の巨匠?である

確実に若い世代にその思想は受け継がれて居るとは云うものの、

私の様な老人には 内橋氏の死は 寂しい限りである。

できれば一度 斎藤幸平君あたりと 老若で 熱き議論をして

頂きたかった。    内橋克人さんの ご冥福を祈る。



    2021.  9.  4.
              2割農民​​​​​​






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最終更新日  2021年09月04日 15時00分33秒
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