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カテゴリ:バイクツーリング
■時代は飛鳥時代から900年余飛んで
京滋バイパスを通り、昼過ぎに琵琶湖東岸の道に入る。朝からの小雨で対岸の大津市も霞んで見える。今日は安土城跡に立ち寄って岐阜の大垣市までの予定。昼過ぎから雨が強くなり、グローブが濡れて手が冷たくなってきた。 「こんな季節に」 (グリップヒーターのスイッチをONにする) 午後1時40分、安土城跡に着く。大手門跡を通り過ぎた所で500円の参観料金を払う。天守跡は標高198mの安土山の山頂。傘をさして石段を登る。石段の高さや幅が一定でないので疲れる。大手道入り口には、信長の信頼が厚かった武将の屋敷跡が残っていた。 「前田利家屋敷跡」 (手前側には羽柴(豊臣)秀吉の屋敷跡があった) 30分ほどいい運動をして天守跡に着く。天守跡からは近江平野が一望できる。安土城築城当時は琵琶湖岸にあり京都への人や物の移動を掌握する格好の場所だった。しかし、その後の琵琶湖の干拓で、今は湖岸より6Kmほど入った場所になっている。 天守跡には10列×9列の礎石が残っている。高さ33m、5層7階の天守閣が建っていたというが、写真などから予想していたよりも狭い。天守の内部には当時一流の絵師狩野永徳の障壁画などもあり豪華さを誇ったという。しかし完成からわずか3年後の1582年、本能寺の変で信長が自刃してのち焼失した。 「栄華を物語る天守跡の礎石」 (天守跡の下に本丸御殿跡があり、高床式で広い、高貴な客人を招く施設だったという) 遅い昼食と雨宿りを兼ねて入ったラーメン屋。ご主人が有田焼きのファンで、自分が佐賀県から来たと聞いて焼き物談義となる。ご主人の助言で、名神高速を使わず国道8号と21号で大垣をめざす。この大雨の中では一般道が正解だったろう。しかし、大垣までの約2時間は濡れて寒くてつらい時間だった。まあ、こんなこともツーリングでは織り込み済みだけど。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011/05/24 11:59:53 PM
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