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テーマ:身近な人権問題(280)
カテゴリ:人権を学び心をたがやす
ちょっとした小道具に 法務大臣から委嘱された人権擁護委員によって、各市郡単位におかれている人権擁護委員協議会ではスマホ安全教室を「人権教室」の一環として実施している。 学校から「スマホ安全教室」を依頼されたら、携帯電話会社のスタッフに依頼する。ところが、ある携帯電話会社は8名のスタッフで管内8県を担当しているという。最近は学校からの依頼が多くて、対応しきれない場合も多いという。 それだけ、スマホやネットを介した小・中学生や高校生のトラブルが増えているということだろう。実際に大人が思ったよりも子どもたちはスマホやネット社会に習熟していて、その分だけトラブルに巻き込まれることも増えているのだ。 ある小規模校の小学校から依頼されていたスマホ安全教室が、業者の多忙さで実施の見通しが立たなくなった。そこで、自分で教材を再構成して実施してみることにした。 「モックを探してみたら」 (ネットオークションに出品されていた。1個は自分の本物) モックも、新型が出たら出番がなくなる。それが売買されていたとは初めて知った。「スマホ安全教室」の小道具として使えるかもしれないと思って落札した。 教材として何を使うかが問題であるが、携帯電話会社のホームページに、教材用の資料がいろいろとアップされていた。担当者に聞いたら、常識の範囲内であれば著作権の問題は生じないということであった。 「スマホ安全教室」 (資料をパワーポイントで投影して、5・6年生約30名を対象に行った) SNSのなかでも、LINEはかなりの生徒がやっているようだった。生徒たちにとってスマホによる事件やいじめは、今やとても身近な問題となっていることが、自分の話に対する児童の反応でもよくわかった。 今後は携帯電話会社のスタッフに頼らず、人権擁護委員協議会としてスマホ安全教室を実施できるようにならないといけない。そのためには、大人の我々自身がスマホを使いこなせるようになることが大事なことである。 最後に子どもたちに告げたことは、「LINEをのぞいて、他のSNSはすべて規約上では13歳未満の児童はSNSのアカウントを持てないことになっている。Googleのアカウントもとれない」ということである。これには子どもたちも驚いたような顔をしていた。 このことは、親も知らない人が多いだろう。親のアカウントでやっている児童もいるかもしれないが、親がきちんと管理することがスマホやネットによるトラブルや事件を防ぐ第一歩だということを改めて確認してほしいい。 ↓ランキングに参加中、よかったら下のアイコンをクリックしてください。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020/02/26 10:20:07 PM
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