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テーマ:人権教育のあり方(19)
カテゴリ:人権を学び心をたがやす
ケツメイシの「仲間」で考えよう
中学1年生3学級に「仲間とは?」というテーマで実施した。学校側から、新学期の早いうちに仲間づくりの話を聴かせたいという希望で、「ケツメイシ」の「仲間」という曲を使った。 <話(授業)の展開> まず最初に「出会いの奇跡」を語った。同じ地域に同じ年度に生まれ、今まで生きてきた。だから出会えた、それは当たり前ではない奇跡なんだと。 次に、「みなさんはどんな仲間が欲しい?」と問いかけた。「楽しい仲間」、「助け合う仲間」、「信頼できる仲間」などという回答が出てきた。 3番目に、「『仲間』という歌の歌詞のプリントを配り、良いなと思うところに線を引いてくださいと指示をした。5分経ったころ「線を引いたら引いたら、その文の右の欄[1]に〇印をつけて」と告げる。 ※文(歌詞)が長いので、2番目3番目の学級ではこの時から曲を流した。 次に音楽を流しながら(歌詞は電子黒板で流す)、今度は[1]の欄に加えて[2]の欄に、○印をつけさせた。 ※「[1]、[2]どちらにも○をつけてもいいですよ」と助言した。 そのあと、「○印をつけた番号に手を挙げてください」と言って、①から⑬までのどの歌詞が印象に残ったのかを把握した。このことにはあまり深い意味はない。みんなに手を挙げさせることで、この話(授業)への参加意識を高めるためだ。 「では〇番を選んだ人、その理由を発表して」と、手が多く挙がった文(歌詞)について、選んだ理由を発表してもらった。歌詞と同じような言葉が出るが、「良く気付いたね」、「大事だよね」と言って評価してあげる。 まとめに入る。「真の仲間を作るために大切なことは何でしょう?」、パワーポイントに「周りの動物や植物、人々に〇〇〇〇〇の気持ちで接すること」と投影する。誰かこの〇〇〇〇〇に入る言葉を発表してと投げかける。 ここでは自分は単純に「おもいやり」という言葉を用意していた。子どもたちからは、「ささえあい」、「たすけあい」などの言葉も出てきた。ある学級で「あいてがわ」という答えを言う生徒がいてはっとさせられました。「子どもたちはすごい!」。 最後に、「今は仲間がいないという人もいるでしょう。ちっとも構いません。これからこころが成長してゆけば、きっと頼りになる友人や仲間ができます」と話します。「友達増やそう」とか「みんな仲間」という同調圧力が子どもたちを苦しめています。だから、「一人でも、別に気にしないでいいよ」という言葉かけも大切です。 どの学級も、活発に素晴らしい意見が出ました。この学校には4年連続で行っています。年々素晴らしい子どもたちが育っていると感じました。逆に自分が、子どもたちから力をもらいました。 しかし、三連荘(三レンチャン)はさすがに疲れました。最後は酸欠状態でした(笑)。でも、小学校の先生はこれが普通なんですよね。 ※「柴田克著 J-POPで創る中学道徳授業」を参考にさせてもらいました。 ↓ランキングに参加中、良かったら下のバナーをクリックしてください。 写真日記ランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022/07/02 09:48:25 PM
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