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カテゴリ:感性論哲学 基本用語集
【哲学】
哲学とは何か? 学問は、「哲学」と「科学」に分かれる。 科学的知識を根底にして、その真理をどのように現実に役立てるか そのさまざまな科学技術が理系といわれる領域のいろいろな学問に なっています。 哲学的な真実の探究を根底にした理想・理念をどのように現実と 結びつけ、実現していくかという方法論、言ってみれば哲学技術 理念技術が文系といわれるいろいろな学問を構成しています。 理性という能力を持つ命からしか出てこない2つの欲求 ・「もっと良く知りたい」という欲求と「もっと幸せになりたい」という欲求 認識欲と幸福欲と呼ばれます。 知識欲に応えるのが科学・サイエンスであり、 幸福欲に応えるのが哲学・フィロソフィです。 人間が真剣になって本当に生きようと思ったら、存在の事実、現実の中に どういう事実が存在するのかをどうしても知りたくなる。 その追求を担うのが科学です。 事実と事実の関係性の中から出てくる意味を価値判断し、何を選び取るか が要求されます。その追求を担うのが哲学です。 ・「現実は、事実と意味から成り立っている」 「現実」の「現」は時間、「実」は空間を意味します。 時間と空間。これが現実を構成する基本要素です。 ●科学は発見し、哲学は創造する 科学は現実の中の事実を対象とし、現実の世界に存在する物事の構造と 法則を真理として探究します。 哲学は現実の中の意味を対象とし、現実世界に存在する物事の本質と 理念を真実として探究します。 その探究は、科学が理論・セオリーを方法とし、哲学は論理・ロジック の方法を用います。 「科学」・・・理論を武器として現実の中の事実を対象にし、その構造や法則 という真理を探究する。その方法は実証的。 すでに存在する事実を解明・探究する発見的な学問である。 事実には、過去と現在しかない。 未来に対応する能力はありません。 「哲学」・・・論理を武器として現実の中になる意味を対象とし、その本質と 理念という真実を探究する。その方法は論証的。 論理とは物事の解決の仕方です。 未来に対応するには理想や理念の創造が必要となる。 これを担うのが哲学である。哲学は創造的な学問である。 哲学は事実に拘束されることなく、新しい事実・新しい世界を 創造します。 哲学と科学は互いに協力し合いながら、現実から理想へという人類の 生き方に貢献する。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年04月21日 08時45分01秒
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