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July 23, 2016
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カテゴリ:america

トランプがアメリカ共和党大統領候補指名受諾演説をおこなった。

2016-7-23 tranp speech.jpg

上の記事に、その演説の概要が示されているが、それを基に、トランプとは何者なのかを考えてみたい。

はっきり言える点は、彼は、アメリカの現実を知らないという事実だ。アメリカが構築した世界経済収奪体制への認識がまったくない。これを否定する主張を恥知らずにもおこなっている。それが偉大なアメリカの再興になるなど、どこを見ても、あり得ない。アメリカにとって愚か者なのだ。

アメリカは第二次世界大戦のあと、特に、1991年の後は、政治と軍事の両面で世界を支配してきたのだが、それを可能にしたのは、金融・通貨と商流通の両面で、グローバル資本主義経済体制を主導できたからに他ならない。

トランプの主張する自由貿易協定否定は、アメリカの世界経済への主導性をゆるがせにして、結果的にみずからの経済力を弱体化することになる。いくつかの業種で見られる、アメリカの製造業の地盤沈下を、トランプは、貿易政策を通じて反転せしめると主張するが、それをやれば、世界の交易が滞り、アメリカの経済力が衰退するだけのことだ。

また、トランプは、オバマの弱腰によって、アメリカの軍事力の低下と、中東や中国での無法や混乱が進行したと批判するが、その政策の背後にあるのは、アメリカの財政改善であったはず。つまり、アメリカ内向主義がそこに見られるのであり、実は、トランプの主張と底通するのだ。彼は世界最強のアメリカ軍を歌い上げるが、その力を、どのように使おうというのか? 世界最強の経済力なくして、それが実現できるとでもいうのか?

日本の防衛問題に対しても、米軍駐留費用の全額負担を主張するが、それが、中長期的にどのような結果をもたらすのかの検討がまったく見えない。単なる思いつきでしかない。愚かしい。

もしかしたら、それによって、日本は中国の傀儡政権化するかも知れない。太平洋の版図が激変するかも知れない。それが強いアメリカの有りようだというのか?? デタラメだ。

無知と感情に載せられて、共和党の大統領候補にまで上り詰めたのだが、こんなデタラメな男が大統領になるのか? アメリカ国民の選択の問題だが、お笑い以外の何ものでもないね。






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Last updated  December 2, 2016 09:59:10 AM
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