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カテゴリ:environment
家電製品の廃品は宝の山なのだそうですね…。この記事を見ると、もはやいらなくなって廃棄を思い立った古い家電製品を目につかない場所に捨ててしまうと云う、かつて見られたような廃棄行動はとれませんですね。もったいなくて…。
電気を駆動源にして、音声や照明や映像をきわめて快適に提供してくれる家電製品。暑さ寒さや湿度まで調整して快適な室内環境を整えてくれるエアコン製品。さらに冷蔵庫や洗濯機や電子レンジ器等々。さまざまな製品の廃棄物がありますが、これらはいずれもその高度な機能を発揮させるために、高価な部品やその部品を構成する金属的素材が使われています。これらが”宝の山”なのです。 家電製品のリサイクルが法で定められて、リサイクルのルートが確定したことで、その”宝の山”を生み出す仕組みが機能しはじめているということなのでしょう。わたしたちの知らない場所で…。 廃棄物が「宝」に変身するためには、もちろん、その再利用がなされねばなりませんし、その取引のための「市場」も成立する必要があります。上の記事はこれらの産業上の仕組みがしっかりと動いていると伝えてもいるのです。 先日取り上げたプラ製品の廃棄とその微粉化による深刻な海の汚染問題と比較してみると、両者にはえらい違いがあることがわかります。片方は回収-分別で宝を生み出すのにたいして、もう一方はヒトを含む生物の生存を脅かすほどの地球規模の汚染源となっている。 プラ製品についても、もちろん分別回収はなされているのですが、その網をすり抜けて、自然界に放棄されるプラ廃棄物が半端なく多いという事実が問題なのです。人の知恵をもっと上質に働かせないと、その解決には至らないでしょう。もちろん希望はありますね。「デポジット」を活用するのも有効かも知れません。無価値と断ずるがゆえに、放棄の行動を取るのでしょうから、それ自体に価値を付与しておいて、それを思いとどまらせようとの指向性です。やってみたらいいかも…。 回収に向けた強制と誘導を織り交ぜての制度設計が待たれます…。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
June 26, 2018 07:42:25 AM
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