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Shimojimのブログ

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October 30, 2018
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カテゴリ:america
トランプはシナとの貿易戦争を新たな冷戦構造まで引き上げつつあるという…。
新冷戦ですか~。ありえますね。アメリカとしては、これまでの世界における覇権国としての地位をシナに奪われかねないとの強い危機感があって、その打開のためにはあらゆる選択肢を総動員して、シナを抑え込みたい…。

このシナ封じ策こそ、「米シ新冷戦」となる両国関係の骨格なのだ。果たして、アメリカのこの試みは成功するのだろうか? この点について考えてみたいのですが、まずは”結論”を先に述べておきましょう。ずばり、“失敗する”であろうとなりますね。なぜでしょうか!?

上の論説にも出てくるのだが、米-シの「新冷戦」はかつての米ソ冷戦に匹敵するか、それ以上の長期にわたって争われる可能性が高い。その間に、シナが新たな対米経済戦略の枠組みをつくり上げる可能性を排除できないからだ。もしそれが実現すれば、この戦いにおけるシナの優位性は明らかなのだから…。

シナからみると、アメリカが制裁と称して排除している国々については、まさしく自らの同盟国に映るであろう。ロシアを筆頭とするその友好国、イランなどのいくつかの中東諸国、さらに中米や南米やアフリカや東南アジア諸国の一部、そして、中間的な態度を見せるEU等々が、その有力候補と色分けできて、今後、かれらへの働きかけを強めて、逆に、アメリカの孤立化を図ろうとするとみねばならない。そして、その「鍵」の位置を占める国が日本になるとみている可能性が十分にある。

能天気な安倍晋三は、日シ友好とかの美辞麗句におぼれたのか、そこに経済的可能性をみたのか、対シナ接近を急いでいるかのごとくだ。実質はシナの掌中で踊らされているにすぎないのに…。

極めつけは、トランプの”アメリカ第一主義の否定的効果”にこそある。これまでの自らの同盟国までも敵視するかのような身勝手な振る舞いに、どれだけの国々が対米協調の足並みを見せてくれるというのだろうか?

確かに、アメリカ市場は大きいし、そこへの参入を各国が競っており、ドルの決済通貨としての強さは際だっている。だが、超長期的にみると、対米従属的経済の是正に、それぞれの国が向かうのは当然であり目に見えている。

こうして時がたつにつれて、アメリカの経済的支配力は衰えはじめるだけでなく、加速的にそうなるはずだ。それは、アメリカは国内レベルで相応に繁栄するにしても、世界的には没落すると云うことを意味している。

このような経済的趨勢の中で、米シ冷戦の勝者はだれなのかは容易に想像できるでありましょう。もっとも、アメリカがガタつく前に、シナの共産党独裁体制が崩壊するならば、この戦いは別な途をたどることにはなりますが、この可能性はかなり希望的観測とみた方がよさそうです。

シナの国内的脆弱性とアメリカのそれとを比較した場合、前者の方が経済的成長余力が高いだけ、国内的な引き締め力がより効き目が強いと云わねばなりません。この点でも、アメリカは劣位にあるのです。

トランプは近視眼的な世界情勢分析力しか持ち合わせないとみるべきでしょう。この点からも、かれに勝ち目はないのです。この当方の見方が外れることをむしろ望みたいのですが、実態は”逆”になるでしょうね。残念ながら…。結果は見てのお楽しみなのですが…。





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Last updated  October 30, 2018 09:22:16 AM
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