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形成外科医のアメリカ留学計画

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2011.11.25
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de Quervain syndromeの生じる第1コンパートメントの解剖

■1st compartmentの位置
extensor tendons.jpg
→1st compartmentは橈骨の橈側面に位置する
→1st compartment内にははAPLEPBが走行する
→1st compartmentに生じる狭窄性腱鞘炎のことをde Quervain syndromeと呼ぶ

■APL、EPB、EPLの位置関係
F1.medium.jpg
(Ref 1より)

■APL: abductor pollicis lomgus
・機能:母指CMCJにおける母指の外転&伸展
・解剖:変異が多いことで有名
→腱数が複数(1-5本)あり、停止部も様々
→2本で第1中手骨骨底に停止するパターンが最も多い

■EPB: extensor pollicis brevis
・機能:母指MCPJにおける伸展
・解剖:
→腱数は1本で第1基節骨骨底に停止する
→5-7%でEPBは欠損
→snuff boxの橈側壁を形成している

■APL-EPB間の隔壁の存在
・1st compartment内でAPL・EPBがそれぞれ別々の腱鞘内に存在するのが1/3に見られる

■参考文献
1. Ilyas AM, Ast M, Schaffer AA, Thoder J. De quervain tenosynovitis of the wrist. J Am Acad Orthop Surg 2007;15:757-764.
2. 上羽康夫. 手 その機能と解剖(金芳堂)

■まとめ
・APBは解剖学的変異が多い腱
・APBは腱の数が2本ある場合が1番多く、腱停止部も様々(基本的には第1中手骨骨底)
・EPBは基本的には1本で第1基節骨骨底に停止する
・APLーEPB間に隔壁を認めることがあり(1/3)、de Quervain治療の際に注意が必要





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Last updated  2011.11.25 09:06:16
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