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北京時間11時27分。
冬至。陰陽転化点。 冬至の期間は、陰陽が互いに交わる「至」点です。 人体への影響も大きいので、体調を崩しやすい時期でもあります。 防寒は必須で、温かいスープ、北の地方では、混沌(ワンタン)や餃子、南では湯圓を食べて、天地の響きを取り入れる習慣があります。 「一陽復始」とは、天の誕生を指し、混沌から生まれることから、「混沌(馄饨)」ワンタンを食べる風習が生まれました。 また、陰と陽が交代する子刻を「交子jiao zi」と言い、「餃子jiao zi」の音が同じことから、餃子を食べると言われたり、寒さで耳が凍えないようにと餃子を耳の形にして食べるなどと言われています。 しかし、北京ではこの時期、野菜と言えば、「白菜と大根と白ネギ」しかないといっても過言ではない状態で、毎日この三種類を豚肉や羊肉を入れて餃子にして食べていました。 白い物は、肺を補いますので、風邪予防にもなり、肉類は腎を補いますから、生の大蒜を齧りながら、蝋八酢(ニンニク黒酢)を一緒に食べるのです。毎日、大蒜三昧…。そりゃ、元気がでるわ…。 昔は病気と言えば、風邪で発熱するくらいでしたが、今となっては、何でもありの食生活ですから、病気もなんでもありです。 冬至にしっかりと補えば、来年は風邪を引かないというほど重要な期間です。 中医では、「温補」は肉類を野菜などと煮込んでスープを一緒に食べることを勧めていますが、 今年の癸卯でいえば、肉類よりは、魚介や海産物が良いと思います。 肉は熱や湿を生みますから、摂りすぎると、炎症を起こします。 蛤、牡蠣、アサリ、蜆などは貝殻に薬用効果がありますから、味噌汁に入れて食べるといいです。さすがに牡蠣の殻は味噌汁にはできないとは思いますが。。。 動物性が苦手であれば、昆布、若芽、豆腐を入れても良いです。豆腐にはニガリがあるため、肺の熱を取ってくれます。 この時期は腎を補う良い機会ですから、黒色(黒胡麻、木耳、黒豆など)の食材も添えるとよいです。 あと養生法は、「養心」で、静功を主として、運動量は控えめにします。 足湯、お灸、太陽によく当たることを積極的に行います。 果物や生もの、緑茶などは控えめにして、もし摂る際は、生姜や花椒、シナモン、葱など辛温の性質の物を一緒に摂ります。 ナッツ類は火と湿を生むので、口内炎になりやすいですから、食べる前に水に浸けるか、黒酢に7日間漬けてからいただきます。 冬至の朝は、レモン柑紅茶と足湯でぽかぽか。 乾燥しやすい場合は、水の性質を合わせましょう。 お昼ご飯は、水餃子。豆腐、白菜、春雨、木耳餡です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023年12月23日 15時58分06秒
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