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カテゴリ:大切なこと
鞍馬から貴船まで歩いた。 しかも、叡山電鉄の鞍馬駅から貴船駅まですべて歩きなので、 どれだけ歩いたことだか。足に身が入った。 約二億六千万年前、海底火山の隆起によってできたのが 鞍馬山だそうです。鞍馬駅から鞍馬寺山門までは、すぐです。 そこから山を上がると鞍馬の火祭りで有名な由岐神社があります。 あちこちにいろいろと祀ってありますが、 どんどん上がっていくと、金堂があります。 その手前の、転法輪堂が、私は大好きです。 そこの写真は撮れませんでしたが、 とても大きく輝く阿弥陀如来様が座っておられます。 その前に静かに座ると、いつもたくさんの気づきが降ります。 本殿金堂は、地下に降りると、最初は真っ暗で、驚きますが、 しばらくすると眼も慣れます。 そこには三尊尊天が祀ってあります。 三尊とは、愛と光と力です。 愛は、月輪の精霊で、千手観世音菩薩の姿にあらわし、 光は、太陽の精霊、毘沙門天王、 力は、大地の精霊、護法魔王尊であらわされています。 月のように美しく、太陽のように暖かく、大地のように力強くと。 ひとりひとりが自分の霊性に目覚め、 国境にも、宗派にも、人種にもこだわることなく 己を完成し、与えられた命を精一杯輝かせて生きる。 自分が輝くことで、周囲を明るく照らす、ろうそくの灯りのように 世界中が明るく豊かになることを理想としているそうです。 暗いながらも美しく感じて、私が離れられなくなったのは、 やはり月輪の精霊の前でした。 ここから空気は、ひんやりと涼しくなります。 気の流れが違うようです。 山道は、結構長いです。 義経が幼少の頃、そこで修行したという、 木の根道などもあります。 山を下り、川のあるところまで来ると、貴船です。 貴船神社では、たくさんの七夕飾りが色とりどりで、綺麗でした。 川沿いに、貴船の駅までは2キロもあります。 バスもありますが、知らずに歩きました。 途中で川に降りて、水を触ると、しゃがんだとたんに、 空気はとてもひんやりと冷たく、気持ちよかったです。 駅へ向かう川沿いの道の途中の、 和泉式部の歌が書いてあるあたりで、蛍が見られるそうです。 夜まではいられないので、見られなくて残念でした。 ちなみに、友人から聞いたら、アメリカにも蛍はいるけど、 ガレージなどにも飛んできて、種類も違うせいか、 味気ない蛍だそうです。 子連れ同士の鞍馬道中は、なかなか賑やかで、 瞑想気分は半分くらいでしたが、 みんな楽しかったみたいです。うん。多分。きっと。 でも、やっぱり鞍馬は、静かに行きたいものですが。。。
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Last updated
2006.07.09 23:02:44
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