新年のご挨拶2026
本ブログ閲覧者の皆様、明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。昨年は・3月には、宇宙際タイヒミューラー理論に関する国際的な研究集会を開催し、・4月には、スコットランドのICMSで開催された遠アーベル幾何に関する研究集会で、オンラインで講演しました。また・7月には、東京にあるZEN大学のZEN数学センターで開催された、遠アーベル幾何と計算機による形式化に関する研究集会にオンラインで出席し、・10月には、数理研で開かれた、松本眞氏の還暦祝いを兼ねた研究集会に(対面で)出席し、最近のグロタンディーク・タイヒミューラー群(GT)関連の研究について講演を行ないました。この中でも、10月に公開した報告書[Rpt25]の§3でご報告した通り、7月の東京での集会に関連した様々な動きがきっかけとなり、(以前から多少の関心を持っていた)宇宙際タイヒミューラー理論の、Leanによる形式化関連の業務に本腰を入れて取り組むことになりました。特に、10月以降は、宇宙際タイヒミューラー理論を形式化するための様々な資料を作成したり、様々な技術的な障害を克服するための(メール等での)交渉を何名かのLeanの専門家と行なうことになりました。また今年4月にイギリスで開催される予定の、数学と形式化に関する研究集会で、宇宙際タイヒミューラー理論と形式化に関するオンライン講演を行なうことが決まりました。この集会には、Leanの専門家も参加することになっており、Lean業界との交流を更に発展させる貴重な機会になると期待しております。日本国内の数学界、特に数論幾何関連では、Leanはまだ余り普及してないようですが、中国では、既に高校でLeanを教えているところがあるという話を聞きました。自分にできることには限界があるように思いますが、昨年は少なくとも自分の周辺にいる院生や若手研究者にLeanの勉強を勧めています。このような昨年後半の様々なLean関連の活動が活発化したことによって、数学的にも興味深い発見をしており、次の記事では、それらの発見や、関連した考察・感想について詳しくご報告したいと思います。いずれにしても、今年はLean関連の活動が益々活発化していくと期待しておりますので、具体的にはどのような展開が待ち受けているか、事前に予測することは難しいですが、数理研のホームページで公開する報告書等の資料や、本ブログの記事等で、報告していきたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。