新年のご挨拶2024
明けましておめでとうございます。昨年も本ブログをご閲覧いただき、誠にありがとうございます。昨年の主だった動きと言えば、・数論幾何学関連の研究・国際交流活動を支援する 目的で、「AHGT」という、 ・京都大学数理解析研究所、それから ・仏リール大学および ・ENS の三者がつくる、仏CNRSの運営の下にある組織 が発足し、・3月に仏ENSと数理研による研究集会を開催し、 また・9月に独オーベルファッハ研究所と数理研で 「MFO-RIMS」の研究集会を共同で開催し ました。一方、・東京では、宇宙際タイヒミューラー理論に関連 した研究活動を支援するための組織として、 IUGCが昨年7月に設立されました。・今年4月に、IUGCが主催する大きな国際的な 研究集会が開催される予定で、・同じ今年4月から、私が宇宙際タイヒミューラー 理論に関する連続講義(=月1回、1回90分)を オンラインで行なうことになりました。また、まだ論文等の発表ができる段階ではありませんが、研究面では、・宇宙際タイヒミューラー理論の3種類の新しい ヴァージョンの開発の他、・宇宙際タイヒミューラー理論そのものではない ものの、深く関係する遠アーベル幾何の研究も昨年大きく進展しました。後者に関しては、保障はできませんが、今年中に論文が発表できるよう、共同研究者たちとともに精一杯努力したいと思います。昨年以上に多忙極まる一年になりそうですが、どうぞよろしくお願いいたします。