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カテゴリ:おもろい子どもとの日々
亀は、本日高校への内部進学希望の全書類を出した。
その中で彼にとって難関だったのが700字?ほどの「自己推薦文」だ。 とにかく国語には自信がなく、作文なんぞは「大の苦手」であり、 まして「自分の良いところなんかわからない」というお年頃なわけだから 「じ、じこすいせんぶぅううううん???・・・。はーーーーーっ(ため息)」という状態だった。 しかし、学校は上手い! 何せ、内部進学学力考査では「合格=推薦しますよ」が出ている後なので この「自己推薦」がアウトなのなら、ぜーーーんぶ自分の責任、である。 やるしかない!という状況に生徒を落としてくださっているわけだ。 本人も、ここでがんばらなければ「やばい」と思えたようで 苦手なものでも、「やるしかない!」と踏ん張れた。 いーんじゃないのぉ? 人生、意外とそういうこと多いんだからーーーーぁ。 まず、書き始めは「こんにちは」 ・・・。 いらん、そんなもん。 と、思いながらも親は不覚にも「受けて」しまった。 ぎゃははは、と笑うと「ね、ね、ね?いいでしょ?俺らしいでしょ?受け狙いなんだー」だと。 しかし、そのあとは「はーーーっ。何を書いていいのやら。」に陥ったので 「君はそもそも、なんで高校に行きたいの?なんで和光高校なの? 小学校から和光だから、は絶対になし、と先生が言ってたよ。」と手伝う。 でも、話してみて面白かった。 本人いわく「俺は芸術全般に興味がある。」とぬかすのである。 えぇええええ? 一緒に美術館に行っても楽しそうだったことなんかないじゃないか! ん?待てよ? 私が全然興味のないような作品に「俺はこれが好き」とか言ってったっけ・・・。 絵と言えば、初音ミクやら戦国無双のようなゲーム系しか興味がないと思ってた。 最初に書き上げたものは、担任のエイちゃん(その後、しっかり生徒に向かい、 先生への”ちゃん”付けは中学ではOKでも高校でやるのはご法度、とダメだしもされた。 「あのね、中学までは先生=友達、でもいいけれど高校ではダメーーー!失礼!」と やっとやっと言ってもらえたのだ。 生徒の反応は「えぇええええ?なぜぇえ?」 つくづく幸せなガキどもなのだが、当り前に過ごしてきているので ここまで、そのお幸せ度、に気がついていなかったのだ。 それにも気が付けて良かったね。 (外部の学校に出る人もいるんだもんね。世間じゃ通用しない、とわかっておくのは 重要なことだ。) 担任のエイちゃんは、開口一番「この”こんにちは”はいらなーーーい!」と。 息子「えぇええ?受け狙いだったのにぃ。」 担任「自己推薦に受け狙いはいりません!それに高校の先生はキミのことなんか 何一つ知りません。キミを知ってる人なら「ああ、彼らしいな」になるかもしれないけれど 知らない人は「ふざけた学生だな」になっちゃうよ?」と。 もっともである。 その後、英語王子にも「ここは大事な局面!自己アピールとは」ということで あれこれ、亀の言いたい内容を引き出してくださり、 担任のダメ出し後の、再構成まで手伝ってくださり 最後は面接上の「態度、あいさつ、姿勢」のご注意までしてくださったようだ。 ありがたい。 思春期の子供なんか親には何もできないのだ。 (言っても右から左にスルーされるから) 最後の最後の文章の校正だけ手伝った。 なんだか亀は「自信満々さ」と「これは俺の責任」というなんだか えっらく「能動的な態度」で、この自己推薦文を終えた。 良かったよかった! いいんじゃないかな。 小学校のころから仕込むことも大事なんだけれど、「自分が気がついて」 「自分が考えて」ということに今の年齢で取り組めたことは すごく大きかったんじゃなかろうか、と。 と、いうことで、亀は着々と高校生に向かっている。 そんな姿が、なんだかまぶしく見える親でございました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013年11月29日 10時29分10秒
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