靜のスピリチュアル＆オーラのいずみ？な 日々 今日からシロクマたん、で生きて行く

この人の瞳を見よ

これが、暗闇の中で、ある時光を見て

もうこれからは光しか見ないと決意した人のまなざしなんだ。

そして彼はそれから一生涯、

暗闇にかすむ人のまなざしに

笑顔で「あなたが見ているものが現実のという名の幻想で
私の見ている幻想以上の価値はない」と微笑んでいたのだ


何年か前に、「原マスミ」くんの還暦ライブに行き、
その後の別のライブで話すことがあたっとき

「あーーーー！しずかちゃん！」

「え、覚えてくれてるの？マスミくーん」とマスミくんに言ったら

「覚えてるよ、しずかちゃん＝リンゼイ・ケンプの子！」とマスミくんに言われた(笑)））））））

そう、私はリンゼイ・ケンプの子だった。

ケイト・ブッシュのようにもなれなかったし

デイビッド・ボウイのようにリンゼイと濃密な時を過ごしたわけでもないが

リンゼイ・ケンプの子、なのだ(笑)

人生の中で「一撃でやられた！」というのはリンゼイのまなざし以上の経験はない。

初めてリンゼイのダンスワークショップに参加する前に、

当時リンゼイケンプ・カンパニーを日本に読んでいた会社の方と知り合いになり

もうすぐカンパニーの来日があり、

レセプション・パーティーがあるし初めてのリンゼイによるワークショップがある。

ジャニーさんではないが「You　出ちゃいなよ」と言っていただいたわけだ。

正直、気持ちがあるだけで、私はダンスの素養はなかった。

何のレッスンも積んでないし、でも、とにかく心というものに
興味があって

身体はヘボでも、心はどう踊るのか？知ってみたかったんである。


リンゼイに、レセプションパーティで初めて会ったときから

「このまなざしは何なんだろう？」と思った。

なんか初めて見たキャピキャピと楽し気な爺さんだったのだが

目を合わすと、なんつーーーーんだろうね

深い水を見ているような・・・・

どっこにも嘘もためらいもなく、

こっちの「心」を「あ！」と読んでしまうような目。

やられたねーーーー

やられたよーーーーー


リンゼイは幼少の頃、お母さまが異常な愛で

ずっと地下室に閉じ込められていたんだと聞いた。


初めて外の陽光の明るさを見たときに

僕は喜びで爆発したんだ、と彼は言った。


そのままの爆発で生きていく。

嫌なこと、そんなことはどうでもいい、

ほら、キミ、見てごらんなさい、

光を見なさい

僕には見えてるんだよ

きみの背中に天使の羽があることが

きみには見えないかもしれないが

僕には見えている

その双翼の羽が本当にきみにあたっとしたら

きみはどうする？

そこから飛び立て。

そうリンゼイに言ってもらった。


ありがとうございました。

今から思うと

何の立場でもなく

真剣に

そんなことを言って下さる方はこの人生になく

親から言われたことももちろんなく
どんな他人からもそんなことは言われなかった。

叱られ、不足をつきつけられ
あんたいったい何様だ、と。


あなたと直接、一緒に「もし羽があったなら

もし私に見えない翼があるのだとしたら

私は一切の苦節を喜んで脇に置く！」という踊りが
あなたによって踊れたことが

私をずっと支えてくれています。

リンゼイ、天国で会ったなら

もう一度、末弟のすみのすみのはじっこに私を置いてください。

その時も、ダンスは屁のようなものしかきっとできませんが

心はあなたに追いつきます。

あなたが光をくれたので

私はそれをあなた見せます。

ありがとうございました。