ショウジの環境勉強

↑こちらは、「リンゴの木のケーキ皿」です。






「リンゴの木のケーキ皿」は・・・
その名の通り、「リンゴの木（青森県産）」を使用した木工品なんです（残念ながらリンゴの香りはしません・・・）。
日本一のリンゴの産地である青森県にて、特注家具・ディスプレイ什器・玩具遊具・その他オリジナル木製品の企画製作を行なっている木村木品製作所さん（住所：青森県弘前市千年4-3-17）が開発した製品なんです。
　





木村木品製作所さんは・・・
現社長の曽祖父がりんご梯子(りんご農園で利用するひば材の梯子)を開発したことからはじまった会社さんだそうです（リンゴと関係ある会社さんなんです）。
また、「私たちはフルオーダーの物作りを通して人々の生活に夢と潤いを提供し物心両面の幸せを追求する」という経営理念のもと、様々な木製品を開発している会社さんなんです。
その活動は、青森県だけではなく、パリで開かれる世界最大のインテリア・雑貨の国際見本市「メゾン・エ・オブジェ」に、弘前のつがる塗・手打ち刃物・こぎん刺し・木工のプロジェクトチームとして参加したり、ニューヨーク国際ギフトショーに単独で海外出展するなど世界を視野に入れた活動も行なっているそうです。






さて・・・
木村木品製作所さんが開発した「青森りんごの木工品」は、1997年にリンゴ農家の方から「大量に切られたりんごの木を何かに使えないか？」とお話を頂いたのが始まりだそうです。






大量に切られたりんごの木とは、剪定で切られたリンゴの太い枝や老木、倒木など様々な理由で廃棄処分となっていた木材であり、木村木品製作所さんでは、「りんご産業と共に今の木村木品製作所がある」「リンゴの実を食べるだけでなく、木の根から枝まで残らず大事な資源として活用したい」と考え、仕事の閑散期を利用して「青森りんごの木工品」の開発を進めたそうです。






しかし・・・
廃棄処分しているりんごの木であるため、「木工品の材料に利用するための高いハードル」があったそうです・・・





その高いハードルとは・・・
リンゴの木は、リンゴを収穫しやすいように縦に大きく伸ばさないため、木材の幅・長さがバラバラで一般の木材（スギ・ひば・マツなど）のような長い板が取れないそうです（そのため、小物しか作れないそうです）。
また、りんごの木は、樹皮が付いたまま、生木の状態のため、製材・乾燥までしなくてはいけないそうです。そのため、使える部分は半分程度だそうです・・・
しかも、質の良い木工品に仕上げるために、リンゴの木を自然乾燥しており、この乾燥に3年を費やすそうです。
他にもリンゴの木は硬いため、チェーンソー、バンドソー等でリンゴの木を切る際に細心の注意を払わなければいけないそうです。






このようなハードルをひとつひとつクリアして、木村木品製作所さんは、「青森りんごの木工品」の開発に成功したそうです。
硬いリンゴの木を3年間自然乾燥しているため、とても品質が良い木工品なんですよ。






「リンゴの木のケーキ皿」以外にも様々な、「青森りんごの木工品」があります。










また、木村木品製作所さんの青森りんごの木工品や他オリジナル商品は下記のお店でも取り扱っているそうなので、青森にご旅行の際は立ち寄ってみてはいかがでしょうか？

取扱い店舗
・A-factory (青森県青森市）
・りんご公園内ショップ(青森県弘前市）
・イシオカギャラリー(青森県弘前市）
・津軽藩ねぷた村（青森県弘前市）
・どて箱(青森県弘前市)
・奥入瀬　森のホテル（青森県十和田市）
・花禅の庄（青森県黒石市）
・インクルーズ（青森県弘前市）
・kotabi(青森県青森市）


〈海外〉
・Ackland Museum Atore(THE UNIVERSITY of BORTHCAROLINAat CHAPEL HILL)(USA)








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