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【練馬大根ブラザーズ研究】

今日は、秀作揃いだった前クールで、特に異色だった作品

練馬大根ブラザース

を、オレがいかに好きかを語りたいと思うポポ。

●テーマ
3月、惜しまれながら放送終了したアニメ

『練馬大根ブラザーズ』(テレビ東京、月曜日深夜)

がアニメ史に残した「爪跡」を検証したい。

●本論
いやー、ホント「なにこれ!?」な作品でしたね!

インパクト充分。

その魅力を語っているとキリがないのですが、
一言でいうと、良い意味で

「無駄に○○」

が多かった!

1.「無駄に歌うまい」
2.「無駄に歌多い」
3.「無駄に危険なパロディー」


知らない人にために言っておくと、
「ミュージカル」を取り入れたアニメなんすよ、これが。

もっとちゃんというと、正式名称も、

『おろしたてミュージカル 練馬大根ブラザーズ』

だポポ!

「おろしたて」って! 大根とかかってるし!

そして、本当にいかにも「とってだし感」
(誤解を恐れずに言うと、全ていい意味で、です)

があって、「おろしたて」だったんだわさ。

タイトルからして「ふざけ心」満載なアニメだったんだけど、

実際フタ開けてみたら、もっとふざけてた!

1.「無駄に歌うまい」

だって、主役に「松崎しげる」って!

あんないい声にあんなくだらないセリフ言わせて、あんな歌を歌わすすなんて!(笑)

ウルトラCのキャスティングですよ。

オレんなかでは宇多田ヒカルが「ブラックジャック」のピノコやった以来の快挙。

きっとこれは、猪木が西口プロレスのリングにあがるようなもんだ。

夢があるじゃないか、ナイスなキャスティングじゃないか。

しげるキュン、洒落がわかる!

ちなみに、イチロー役の森久保さんにしたって、「粋」だと思う!

あの歌唱力で、あんな「ポー」っとした役をやるなんて!

そして、

2.「無駄に歌多い」

一回計った回があるんだけど、30分に8曲入れ込んでた。

おなじ歌はほとんどないから、その回のためだけに、

スタジオ入って、レコーディングしてるわけですよ、あなた!

しかもあの曲を!

その回は会話もほとんどなく、ただキツネにつままれたように、

あっという間に30分が過ぎた感覚だったなあ。

3.「無駄に危険なパロディー」

これがホントに危険なのさ。

▼第1話の「某大手芸能プロダクション社長」は、

「男なのに」社員もタレントも美男子だらけ、
そしてホストクラブに通う男色家!

これ、だれかモデルいない?

▼第6話に出てくる「テレビで売れっ子の女性占い師」

は、その名も

極つぶしほそよ」!!

そして、お金大好き。

あきらかに誰かモデルいない?

▼第10話に出てくる「美容整形を繰り返した世界的歌手」
その名も

「ユーケル・ハクション」!!

ユーケルは遊園地みたいな「ネリマーランド」を作ろうとし、
ゾンビ軍団」を従え、
スリスリラー」って歌を歌う。

つか、だれの目にもあきらかなモデルじゃん?

▼極めつけは最終話。

内閣総理大臣「大泉総理」!!

大泉総理は、

某ビジュアル系バンド(「X」っぽい)のアノ曲に乗って歌いながら登場、

・「大泉チルドレン」なる下っ端を従えて、

・敵と戦うときには、「らいおん」軍団を投入するのだ。

・でもって、「練馬の民営化」を推進するのだ!

ふざけすぎポポ!

訴えられる!
訴えられるぞ、これ!!

なぜそこまでする必要があるのだ(笑)

まったくこれだけリスクをおかした危険なパロディを、

民放地上波で拝見することができるなんて、

なんて日本は平和なのか!

素晴らしい国ポポ。小泉首相バンザイ!


そりゃあ、モデルがだれと特定できたところで、
訴えた方が損をするくらい「くだらない」作りになっていたのだが、
これだって、
声優さんたちもヒヤヒヤだったろう。

恐るべし、ワタナベシンイチ監督!

ちなみに毎回出てくる「マチ金のキャッシュディスペンサー」も、

レオタードをきた女の子たちが

ノリのいい曲に合わせて出てきて踊ってるんだから、

これだけとっても危険な匂いプンプンなのである。


オレは正直、『練馬大根』に感動している。

小泉流でいえば「感動した!!」

きっとイデオロギーなんてものはないのだろう、

ただ、「反体制」であることを「笑い」につなげている精神。

強きものを笑い者にするという姿勢、

これは本来、オレたち芸人の仕事ではなかったか!?

『練馬大根ブラザーズ』は、

作品の質云々というところは別にしても、

「狙い」の時点ですでに新しかった。

正直、オレがいまプロデュースしている「島田夫妻」を

売りこもうと思ったくらいだ。

●結論

『練馬大根ブラザーズ』は、

骨抜きになってしまった「お笑い」に対する、

強烈なアンチテーゼだった!

ナベシン監督は、天才だ!

そして、そこ抜けのバカだ!
(いい意味で)



追記:だって、監督本人までアニメ出てるんだもん。
   しかもキーマンで。
   歌まで歌ってるし。


ユーケル・ハクション
ユーケル・ハクション
『ナベシン監督、ポー!!』





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最終更新日  2006.04.05 21:00:14
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