「ＢＬＥＡＣＨ」松本乱菊といふ女性。

アニメ版におけるここ数週間の彼女は、
原作でもそのシーンを一度見ていることを踏まえても、
極めて魅力の針が振り切れていた。

原作初登場時の第一印象では、大人のお姉さんといった感じだった、
身長１７２センチでブロンドで巨乳というバツグンのスタイルを持つ彼女。
そんな彼女が人間界にやってきて、高校の制服を着てはしゃいでいる。
ワイシャツの胸元のボタンは、マガマガしいほどのボリュームにより大開放状態。
ともすれば場末のキャバクラの制服コスプレＤＡＹに成り下がってもおかしくない、

そのギリギリのお色気ラインをしっかり“品”という部分につなぎとめているものはなんなのか。
一護の家に泊めてもらおうと胸元のボタンをもうひとつ外そうとして見せたり、
スカートの裾をチラとめくって見せたりする。それはイタズラな少女の顔。
一護に抱く恋慕が自己嫌悪に陥ってしまった織姫の想いを受け止め、
心情の吐露を受け止め、そして涙を受け止める。それは包容力溢れる大人の女性の顔。

そんな二つの顔を行き来する、脳天気を装ったキャパシティの大きさ。
大人だと思ってて結構子供っぽいとこあんじゃんと思ったらやっぱり大人だった！みたいな。
癒し系とはまた違う、受け止め系とでも呼ぶべき属性か。

最近そんな乱菊さんに惹かれる俺。
俺は芸人で、どうしたって芸人はワガママなコドモ。
そんなコドモをうまいこと、自尊心の赴くまま好き勝手に泳がせながら、
最後は受け止めてくれそうな、二転三転オトナの乱菊さんに、
一度でいいから身を預け、すべてを委ねて甘えてみたいのだ。