カテゴリ:就職活動が嫌になる事もあるもんだ。
最近、日本経済新聞の経済教室が面白い。
7月4日朝刊掲載のモノは、 最近よくとりあげられている、 卒業後3年はを新卒扱いとしよう、 という試みについてである。 学校を卒業したタイミングで不況を経験した世代は、 その後何年にもわたって、就業率や年収が、 他の世代よりも低くなるそうだ。 また、その際に非正規雇用に一度就業してしまうと、 その後の正規雇用に繋がらなくなる。 前回も述べた内容と重複してしまうが、 改めて昨今の非正規労働からの脱出の難しさを数値で表したい。 ある教授の調査結果では、 学校を卒業する時点で正社員として就業した男性が、 卒業後10年たった時点で正社員就業している割合が88%なのに対し、 卒業時点で正社員就業しなかった場合は10年後の正社員割合が、 40%になるらしい。 ちなみにこれは正社員志向の強さや、 仕事への適正といった個人の属性の影響を取り除いても、 割合に大きな変化はないらしい。 それを考慮すると、 卒業時に不況のあおりをくらい、 正社員として登用されなかった方たちは、 その後、何年にもわたって、 今の労働形態に従事しなければならなくなる。 確かに、卒業時の一回勝負という運試し的な要素を排除し、 第二新卒とも呼ばれる3年間については、 就業に対しての執行猶予期間としてもいいのかもしれない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年07月05日 01時06分02秒
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