360288 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

カレンダー

プロフィール

kinagi

kinagi

カテゴリ

コメント新着

 kinagi@ 失礼してました。 NYのゆーみんさん、jetsetgirlさん 、J&…
 J&M@ pace yourself! こんばんは。私も見ましたよ、昨日の試合…

バックナンバー

2024年04月
2024年03月
2024年02月
2024年01月
2023年12月

フリーページ

2005年06月15日
XML
カテゴリ:映画&音楽
 最初に。
 「めっちゃピンぼけ」、YAHOOを除いて
 オンライン復活しました。楽天でもアマゾンでも
 買えます。売れてなかった分、ようやく出版社に
 戻った(実は涙)ためですが。
 よろしく、お願いします。
 
 もちろん、私の方でも今まで以上に本確保して
 ますので直接、注文ください。サインして送り出します。 

 で、15日午前7時15分。
 今日は休みなのですが、在宅というか
 どこで書いてもいいのですが、ボクシングの
 リング禍についてのことを書かないといけない。
 いい話に出来にくいので、ちょっと気が重い。

 朝から、もう。
 外。夜の雨はやんでるけど須磨の海はどんより
 ねずみ色。耳が悪くて、いつも風の音が聞こえる
 状態なので、本当に風が吹いてるのかどうか分か
 らないのですが、西側のベランダ越しに、木々の
 葉が擦れて出る音が聞こえてるのでやはり風は
 吹いてるってことでしょうね。

 日常の音。
 本当に、壊滅的で。
 右の耳に突発性難聴が初めて起きたのが94年の11月。
 おかげで薬師寺-辰吉戦、メイン担当だったのに、
 病院のベッドで小さな液晶テレビの画面、隠し持って
 見ることになった記憶、蘇ってきた。

 まあ、それはともかく。
 ここのところ、年々、下手すると日に日にひどく
 なっていて。もう、どこまでが普通の音なのか分からないし、
 自分の右側に立って話されると途方に暮れてしまう
 ほど、人の話し声も右では聞き取れない。
 メニエール病を発病してなくて、めまいがないのが
 救いだけど。

 いや、暗い話するために書いたんじゃないんです。
 日常の、当たり前と思っている世界が、他の方の
 見たり感じたりしている世界とずれているとすると、
 って話で。

 で。タイトルの「ビデオドローム」に辿り着く訳です。
 この映画。最初からカルトムービーだったですよね。
 クローネンバーグ監督の作品は、僕の同年代の大半の
 人と同じく「ザ・フライ」(86)を見たのが最初です。
 カッコよく「スキャナーズ」(80)なんかを上げる嘘
 は書きません。

 「ザ・フライ」も、人間がどんどん崩れていって、違うもの
 になる、って映画でしたが、「ビデオドローム」はそれに加えて、
 現実か、妄想かも分からないって言う風に作ってあって。
 引き込まれたし、はまりましたね。

 ダビングしたビデオは何度見たことか。
 SMチックなのに惹かれた部分もあったのでしょうが、
 それ以上に「なにがなんだか分からない。でも、暴力
 とか破壊とかに惹かれて破滅」ってストーリー(で、
 いいのだろうか、あれは説明出来ん)、見るたびに
 発見のある映画で。

 間違えても、不朽の名作なんて言いません。
 舌足らずで、中途半端でさえなく、でも何度も
 見ずにはいられない映画。のちに、映画音楽に
 なくてはならない存在となるハワード・ショワ
 の製作当時ははやりだったシンセイサイザーを
 使ったスコアも耳からはならずで。

 主演はジェームズ・ウッズ。
 この映画を何度も見てから、「サルバドル」に出会った
 ので、「サルバドル」の見方さえ普通の方と違っていた
 かも。ウッズ=ビデオドローム、に僕の頭は
 なってましたから。

 日本では長らくCDは発売されず、ビデオは絶版。
 という状態が続いてましたが、クローネンバーグが
 「クラッシュ」でカンヌの賞を受賞し、一般でも
 OK(いや「クラッシュ」も「ビデオドローム」の
 路線だったのに、不思議)って感じになってか、
 一挙にオリジナルサントラの日本初CD化、DVD化
 作品の発売と日の目を見て“幻”の作品ではなく
 なりました。

 でも、それと同時にクローネンバーグの映画が時代
 についていけず(と思います)、輝きを失ったのは
 皮肉としか言いようがなく。僕も「イグジステンス」
 を5年ほど前にみたのが最後で、「スパイダー」は
 DVDの廉価版を買ってますが、まだ見てない状態。
 「どうせ金太郎飴」って、頭で思ってしまって。
 ひょっとすると、「デッドゾーン」のような拾い
 ものかもしれんのに。
 
 いやあ、でも今でも油断するとテレビの中のデボラ・
 ハリーの悩ましげな姿が頭の中に浮かんでくるし、ビデオ
 を腹の中に埋めたり、テレビ画面が怪しげに浮き出したり、
 ってシーン浮かんじゃうんだよね。きれいな世界の対極、
 というか、“あっちへいっちゃあいかん”という世界。

 で、なんの話だったっけ?

 (下)「ビデオドローム」のオリジナルサントラのパッケージ。
  98年の暮れ。レコード店で発見した時のおどろき、と言ったら。
  もう耳が普通でなくなっていた私でしたが、それでもCDウォークマン
  とかで左耳だけで聞き倒したもの。もう7年近く経ってる
  んですね。その時からでも。歳取るはずや。
 





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2005年06月15日 08時24分47秒


お気に入りブログ

金融所得で社会保険… New! 山田真哉さん

血圧で、一喜一憂 MON-AMIEさん

さくらの中の神戸ハ… 47弦の詩人さん

○。あたしの手に、タ… Alto888さん
レモンのきもち リトルモアさん
武蔵野式部日記 武蔵野式部さん
ままみのつれづれ草(… ままみ0604さん
ミエルモノノムコウ… きらきらダイヤさん
彩歌声絵日記。 ヒキャル☆さん

ニューストピックス


© Rakuten Group, Inc.