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テーマ:映画ニュース(1424)
カテゴリ:映画&音楽
9日の朝です。
いつものことながら、アップはネット環境が 整ってるところに入ってからになりますが。 東京顛末記3、でも良かったんですが、 やはり先に読んで下さる方に伝えたいこと があるので。 2月のブログ立ち上げから、何回か 取り上げていた映画「ホテルルワンダ」を 日本で上映させようという動きがあるようです。 僕も、微力ながら参加したい、と思って WEB署名はしたのですが、どうかなあ、と。 どれだけ力になるのか判らないけど、 ここでも紹介。 http://rwanda.hp.infoseek.co.jp/index.html 例によって、リンクの貼り方を忘れてるので、 アドレスにコピーして見ていただくしかないのですが、 でも、これ、本当に僕が待ち望んでいた動き なんですよ。 不肖・宮嶋は4日の東京での講演会の中で、コンゴの ゴマ難民キャンプ(今はありません。僕が現地できちんと 昨年春に確認してます)の自分の撮った写真の説明で 「こいつらも加害者だったやつらで、だからかわいそう だ、なんて思いません。難民はかわいそうって考え自体 が・・・(ステレオタイプの考え方を戒めたそうだった)」 と言ってたけど、僕もただ、かわいそう、って見かたが一元的で 正しくないのには同意します。 ルワンダのケースは、不肖が簡単に言ったことより、はるかに 人間の弱さや意志、存在意義とかにまで触れる部分があるのは 僕も、「めっちゃピンぼけ」を書いている時から思ってました し、現地で旅行者として入って取材する、っていうことをやって なおさら確認しました。 その一端を、「ホテルルワンダ」は描いてくれているはず です。ルワンダ虐殺を描いたもう一本の映画、「ワンハンドレッド デイズ」。こちらは、日本で映画祭などで何度か上映もされた ようですが、この制作者の家に行き、奥さんと数時間(この 奥さんも親族をほとんど殺された旧ツチ族の方)話しただけでも、 奥にある空気(分かってたら」、それを小説にしろよ、って 僕の内なる声です)は感じられたもので。 その「ワンハンドッドデイズ」とは、映画的に比べもの にならないほど上質に仕上がっていると「ホテルルワンダ」に ついては聞いてます。 ルワンダ訪問の際に、行き違いがあって宿泊までさせてもらい ながら音信不通となっている吉田真美さん(ルワンダ在住= ワンラブプロジェクト主催)のところも、撮影に協力されており、 逃げるツチ族とかの映像の中に、撮影当時ルワンダにいた日本人 女性の方もエキストラとして出演されたりしてるはずです。 (マスメの方法に対する考え方はいろいろあるので、音信不通が 悪いとも思ってません。誤解が解けょうが、解けよまいが、僕が ルワンダで取材した事実も消えないし) で、「ホテルルワンダ」。 アカデミー賞でも注目されたこういう骨太な作品を、 アフリカだから、悲惨だから、って配給を渋る映画会社も ねえ。商売として考えたら、リスクを背負いたくない のは分かるけど、どうでしょうかねえ。 で、今日は、この日本公開を求める会、の 紹介だけをしておきます。勝手に。なんの 許可もとってないので、不都合を指摘されれば、 ブログからまた、抹消するだけですが。 (下)ルワンダの首都、キガリ近郊にある共同墓地に 建てられた十字架の群れ。この下に犠牲者の死体が埋められて ますが、これなど幸運な方です。ルワンダの至るところに ある虐殺のあった教会。内部をわざと放置してるところも 多く、骨なども転がったままのとことが2004年3月時点では 多くありました。臭いがなくなってるので、それが人の死んだ あとのものである、という想像力が僕も働かなくなったり してて。違和感なく、その場にいれて、取材が出来る自分 というのがいたのを今も鮮明に覚えています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年09月09日 12時45分30秒
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