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2006年06月05日
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カテゴリ:子供のこと

ハンバーグをはじめて手作りしたのは離婚して一人暮らしになってからだ。
それも子供が泊まりにきたときだけだから、たぶん4回くらいだろう。

冷蔵庫から取り出したひき肉、玉子、そして炒めた微塵切り玉ねぎなどをボール
に投入して混ぜ合わせる。
手を突っ込むときに、ちょっと勇気がいる。
(書きながらいま気付いたけど、ふつうは薄いビニールの手袋をするのだろう
か?)
気合を入れて、ひき肉へズブリと手を突っ込むが、冷たい!
そしてネチョネチョだ。

娘はこのハンバーグ作りが好きなので、いつも手伝ってくれる。
「おてつだい したい!」
ちゃんと洗面所で石鹸を使って手を洗ってくる。

前回、ぼくは具材をボールに投入するところまでしかせず、「勇気」が必要な
部分はすべて彼女にまかせた。

さすがに娘もボールに手を突っ込むときは勇気がいるようで、ちょっと呼吸を
整えるようにしてから、エイッと手を入れた。

そして粘土遊びよろしくグチャグチャやる。
こちらは隣で立って見ていたが、さすが現役?の手つき・・・たちまち上手い
具合に混ざり合う。
「よし、いいよ。じゃ、今度はハンバーグの形にしてこのお皿に並べて」
ここまできたら、ぼくは何とか手を汚さずに焼くところまでこぎつけたい・・・
と思っている。

「うまいねぇ、いつもお手伝いしてるだけある」
おだて気味の合いの手を入れつつ、巧みに大きさの指示を出す。

すべて形が整ったところで、娘は胸を張って手を洗った。
「ありがとね、タスカッタよ」

それからぼくはおもむろにフライパンでハンバーグを焼くのだ。
手を洗い終えた娘はその様子を覗き込むようにして、
「家でお手伝いするとね、お駄賃くれるんだよ」という。
(おっ、ちゃっかりしてる!)
「そうか・・・」
ぼくは娘の出方をうかがう。

「十円でも、一円でもいいからちょうだい!」
子供らしいおねだりがくすぐったい感じだ。
「ウン、一円ってことはないけど、後であげるからね」
「やったー!」

ことによると、「一円でもいいから」というのは心理作戦だったのか?
・・・とも思ったが、ぼくは後で50円玉を一枚手渡した。
「はい、お手伝いありがとうね」
「ありがとう!」
娘の喜ぶ顔がそれ以上の価値だ。



娘はこのお小遣いを貯めておくことができない。
すぐに使っちゃうのだ。
だから常にスッカラカンの状態らしい。

それは息子から教えてもらった。
「○菜ね、お金すぐ使っちゃうんだよ」と。

息子はというと、月々のお小遣いをできるだけ使わずに貯めておき、数千円に
なるとゲームソフトを買ったり、旅行先でおみやげを買うというじつに計画的
な使い方をするのだ。

その兄にときどきおねだりしてお菓子を買ってもらったりしている娘は「世渡り
上手」ということだろうか?

面白くて仲の良い兄妹だなぁ、と目が離せない思いである。

 

★メルマガ最新号より転載。






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最終更新日  2006年06月05日 21時10分42秒
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