まぐれ・トレード生活

市場が暴落している。
世界同時株安だ。

当初の予定では桜の満開の時期（４月初め）に持株を全て売り払うつもりだった。

だが当時、市場の空気感としては日経平均12000円に向かってさらなる上昇を意識したものであった。

その熱気にあてられてしまったのだ。
自分で決めていたことを予定変更してしまった。

全てのポジションのうち３分の１だけを売って、残り３分の２を保持してしまった。

結果はどうだ。
持株の含み益は半分になり、ジリジリと下落が始まってから買った銘柄は含み損を拡大した。
それによって我がポートフォリオは数十万のマイナスとなっている。

自分で決めた「規律」を守らなかったためだ。

市場から天罰をくらった。

損失の大きさは、その時すべてを売り払っていたときに得られた数十万の利益、そして現在のバーゲン価格で株を買い集めることができない損失・・・と、考え始めると歯噛みしたくなる。
賢明なる投資家なら、春先のピーク時に空売りを積み重ねていたはずで、今回の市場の暴落によって三度の利益を手にしただろう。

いくら自分以外のほとんどの人間が入り口（上昇）に向かっていても自分だけは出口（下落）に向かわなければならない。

そういう精神力を身につけねば、とても一人前の投資家にはなれない。

大多数と別行動ができること。
自分で決めた規律をいかなる状況にあっても守ること。

それを今年中に身につけることが出来ないならば、株式市場から退場しよう。

株式市場は「バーゲン会場」となっている。

その赤札だらけのバーゲン会場にいながら、自分の財布には５００円しか入っていない・・・という心境だ。
「賢明なる投資家」への道は遠い。。。