カテゴリ:ギターリぺアー
◆Aria F-80
ギターオーナー様は、Untitled-182様です 弾き易い様にセッティングして行きます ◆画像から確認して行きます ![]() ●ボディコンディションは良好ですが、弦が張られてませんのでリペアの難易度レベルは 弦を張ってからの判断となります ![]() ![]() ●ナットの巾【弦接点の長さ】が広過ぎますので整える必要が有ります ![]() ●フレットを観察しますと、それ程弾かれていた形跡が有りません ![]() ●ハカランダのブリッジが使われてます ◆テスト弦を張ってリペア前の状態を確認します ![]() ●ネックスケールで測定しますと、順ゾリが凄い事になってましたので、限界手前まで締めて 有りますが、締め込みに対するネックの反応が鈍い様で、調整口を確認する必要が有ります ![]() ●6E/12Fは3.50mmを超えてます ![]() ●1E/12Fも3.50mm有ります ![]() ●サドルには余裕が余り有りません ![]() ●トラストロッド調整口をバラして組み直して締め込みます ![]() ●6E/12Fは2.80mmまで下がりましたが順ゾリが凄い事になってます ![]() ●順ゾリの最大値は、0.60mm有ります。 これでは12Fが2.25mmまで下げても、弾き難さは解消されませんので ネックアイロンで修正する必要が有ります。 アイロンを掛けてネックが素直に修正に応じるかで、リペアに掛かる期間が変わりますので 見通しは明日に見込みが立つと思います ◆風邪【コロナ陰性でした】で数日ダウンしてましたので更新が遅れてました ![]() ●アイロンを掛ける前にネックの状態を確認しようとチューニングをしたところ、 ロッド調整口を組み直しした効果か、アイロンを掛ける必要が無いレベルまで ネックの状態が好転しました【現時点の状態です】 順ゾリの最大値が0.15mmでしたらこのまま行けそうです ![]() ●フレットの擦り合わせは必要になると思いますが大丈夫そうです ![]() ●ブリッジセンターで8.0mmの厚みが有ります ![]() ●フレットボードは225Rです ![]() ●予定の弦高になるようにブリッジ&サドルを調整しました ![]() ●弦接点が長すぎますので、全体のシェイプを整えながら整形します ![]() ●シェイプを整えました この時は気が付きませんでしたが、こうやって画像を確認しますと 一目で3Gと4Dの弦間隔が広過ぎます ◆各ポジションの音出しテストをしますと、ローポジ1E〜4Dでバズリ放題です ![]() ●バズるポジションをマーキングして擦り合わせます ![]() ●ピンポンと出バズるポジションも擦り合わせます ![]() ●擦り合わせが済みましたので、フレットを磨いて仕上げます ◆改めてナットを確認します ![]() ●試奏しますと、4弦から3弦に移動するする際に、有るべき所に3弦が有りません 高さに余裕も有りませんのでナットの交換が必要です ![]() ●オイル漬けのナットに交換しました ![]() ●1フレットのクリアランスを調整しました ![]() ●ヘッド周りの仕上がりです ![]() ●ブリッジ周りの仕上がりです ![]() ●6E/12Fは2.25mmにセットしました ![]() ●1E/12Fは1.75mmにセットしました ![]() ●バズリの微調整も済んだフレットボードの仕上がりです ![]() ●リペアの完了です 強烈な順ゾリが有りましたが、ベストなセッティングにする事が出来ました 🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に-67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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