カテゴリ:ギターリぺアー
◆Westone W-80
ギターオーナー様は、Hat様です 変な出音がするのでどうにかして欲しいとご依頼を頂きました ◆画像から確認して行きます ●1975年製のW-80で間違い無いと思いますが、変な音の原因はブレーシングの 剥離で間違い無いと思います ●W-80はWestoneブランドの最上位モデルです ●フレットボードはエボニーが使われてます ●ネックの振動をボディに伝える理想的な形状のスーパーネックです ◆リペア開始して行きます ●パットしない音が出るギターでは有りませんので、ノックテストをしますと トップ側のXブレーシングが半分以上剥離してました。 私が所有してるW-80もブレーシングが剥離した時は、笑いが出るくらい酷い音でした ●剥離箇所にタイトボンドを流し込んでクランプで固定します ●Xブレーシングが殆ど剥離してますので、クランプ6丁掛けで接着固定を待ちます ◆セッティングして行きます ●1Eを除いて他の弦は1フレットに余裕が有ります ●調整前は6E/12Fで3.25mmも有ります ●同じく1E/12Fは、2.75mmも有ります ●ロッドで可能な限り調整します ●1フレットのクリアランスも0.5mmまで下がりましたので、ロッド調整の限界と言う事です ●6E/12Fを確認しますと、2.25mmでピッタリです ●1E/12Fも1.75mmでピッタリです ●仕様する弦は012~のライトゲージ限定でセッティングをして有ります ●リペアの完了です ◆LR-Bのピックアップの取付のオーダーを追加で頂きました ●ジャック穴を広げる前には、必ず周囲の面取りをします ●ジャックのセットが済みました ●アンダーサドル・ピエゾピックアップは、1E側から差し込む様にしてます 6E側にも8mm程ほど斜めに穴を開けて、ピエゾの先端を差し込んでズレ止めします ●ピエゾの厚みが1.0mm有りますので、サドルを1.0mm削って弦高が上がらない様にします ●コントローラーと電池袋を取付けます ●ピックアップの取付が完了しました 🌻試奏テスト 6E~1Eの音量のバランスに問題は有りません、 W-80n方が40年先輩ですが、音質はフォルヒを日本人技術者がコピーをすると こんな感じのギターに仕上がると言う感じで、日本とヨーロッパのコラボギターです 🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に-67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年03月11日 08時00分13秒
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