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カテゴリ:読書
このシリーズ、また始まりましたね~。
我が家は、娘が見るので、一緒に見てます。 私は、この金八さんの息子が好き!♪ この前のシリーズでは、大病を患っておりましたが、無事に退院となり今シリーズでは、浪人生なのですね~~。 彼は、かわいいのよね~。 金八さんの娘の乙女ちゃんも、いい子ですなあ。ほんとに~~。 今回、彼女の研修先がちょっと出てきました。 施設への研修だったようですね。 そこで、ユニーク・フェイスの先生が出てきました。 その先生は乙女ちゃんの視線を感じて『気になるんでしょう?見ていていいよ』というようなことを言っていました。 ちょっとうろ覚えですが・・・ このユニーク・フェイスという言葉、もちろん造語です。 ~~~~~~~~~ 先日、このユニーク・フェイス会長石井政之さんの本を読んだところだったのだ。 「顔面バカ一代」(あざをもつジャーナリスト)講談社文庫から出ているので、興味があったらごらんください。 『顔面に疾患や外傷のある人々の内面に迫る。人はなぜ異形の人を嫌悪するのか?普通の顔ってなんだろう?人間存在の根源に関わる問題を、読者に問い掛ける衝撃のレポート』(同書のカバーより) 私は、この本に『ジョニー・ハンサム』という映画が出ていたので、借りて見た。 この著者も、良い映画と言って紹介しているわけではないのだが・・私もたいしてストーリー的に面白い映画と思わなかったな。 生まれつき異形の顔をもつ男ジョニー(ミッキー・ローク)が、仲間と共謀して銀行強盗をする。 しかし仲間の裏切りで、相棒を殺され自分は刑務所に。 その刑務所の整形外科が、彼の顔を整形する。 外科医は『醜い顔面が犯罪を引き起こす要因になっている。それを治す事で社会復帰できる』という自説を証明したかったのだ。 その説には懐疑的な刑事がしつこく、このジョニーにまとわりつくのだが、まあそれはおいておいて。 結局彼は、相棒の復讐をし、銃撃戦で死亡してしまうわけ。 社会復帰しようと思えばできたけれども(実際彼女もできたし仕事もまあ順調だったし)、復讐したということ。 安部公房の『他人の顔』も紹介されている。 私は読んだ事が無いのだが、ケロイドが顔にある男が妻の愛を取り戻す為に『他人の顔』をプラスチックの仮面に仕立てて、妻を誘惑する、という話。 読んだ事が無くて感想も何も無いのだが、自己の喪失というのを顔に当てはめているのかな?って思ったんだけどね。 しかし、この著者の着目するところは、顔に障害のある人間は『救われない』人間として書かれる、ということなのだ。 そしてその『救われない』人間像を期待する普通の人達の気持ちこそが『救われない』と思う、と言っている。 この『救われない』人間像を期待しているというのは、そうなのかな~~?と思ったりもしたのだが。 まあ、そこまでいかなくても『普通とは違う』と思っているかもしれない。 でも、普通って何? この著者は、このユニークフェイスという団体を作り、ジャーナリストとしても活躍している。 彼の場合、顔半分に赤いあざがあるのだそうだ。 彼のたぶん経験の半分以下かもしれないが、私もその経験は少しはわかる。 私も、あざを持っているのでね。 しかし、彼のように顔ではないので、彼の気持ちをどこまでわかるかわからないのだが。 この本は、普段気がつかない人間の奥底に眠る気持ちに、気がつかされるかもしれない。 ただ、そこまで考えているんだろうか、普通の人は?と思うこともあるのだけれども。 考えていないから怖いんだね。 考えていないということは、とっさに浮かんだ感情はもっと奥底にあるものだから。 好奇心と恐れの気持ち、これはどうしようもないんだと思うのだ。 好奇心だけではなく、実は恐れる気持ちもあるみたい。 多分、種の存続という遺伝子も関係してくるのではないかな。 恐れという気持ちは。 じゃ、どうするのかって? 知ればいいんだよね。 今のところ、それしか思い浮かばないのだが・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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