『ニュースの天才』(2003年/米国 原題:Shattered Glass)を見た。
![shatteredglass](https://image.space.rakuten.co.jp/lg01/44/0000084344/17/imgab8494f71du197.jpeg)
主演は、SWの
アナキンこと、ヘイデン・クリステンセン。
米国で由緒正しい(Air Force Oneに常備されている)雑誌の若手スター記者:
スティーブン・グラスが、20以上の記事を捏造していた(あるものはその一部、あるものはすべてでっち上げ)という実話をもとにした作品。
スティーブンの、常に周囲に気を配り皆から好かれていたという表の顔と、自分のしている過ちに苦悩しつつも嘘を重ねた記事で賞賛され調子にのっている傲慢な裏の顔を、ヘイデン・クリステンセンがなかなか上手く演じていたと思う。
・・・エピソードIIIの演技はここで鍛えた賜物だったのね!?
彼の上司で、彼を問い詰めていく
チャック(ピーター・サースガード)も、人付き合いはあまり得意ではないけれど、熱意と使命感をもった編集長を好演していた。
ストーリーは淡々と進むし、大きな山場があるわけではないので、この作品の見所は、この二人の俳優と、全米を騒がせた事件の真相を知ることができること(←その事件そのものを知らない私には味わえない楽しみだけど)、と言えるのではないでしょうか。
この作品本編を見て、そこそこ楽しめた人は、
DVDの映像特典を見ることをオススメしたいです。
なんと
本物のスティーブンやチャックが、インタビューを受けている映像が見られます。
スティーブンは、事件が明るみになった後、5年間くらい人目をはばかっていたらしいんだけど(その間にロースクールを卒業)、2003年にこの事件をもとに本(『The Fabulist』)を出版。
それがきっかけでTV出演したようで、
「多くの人を騙してしまった謝罪は、このTV出演から始まる。」「僕は反省している。信頼を回復したい。」というようなことを言ってました。
他方、
チャックは、
「晴れの日に彼が晴れだと言っても、僕は疑ってかかる」と。
本編では、捏造がバレて動揺しまくっている
スティーブンに、車の運転をさせた
チャックはどうかと思ったけど、本物の
チャックは、とてもdecentな感じ。
それにしても、そう遠くない過去の実話を映画やドラマにするのは、難しいのだろうなぁ、と。
そのモデルとなった人も、それぞれの人生を生きている最中なのだから。
評価は、
★★☆ (2.5 / 満点は5つ)
最後に。。。。
この映画のヘイデン・クリステンセンを見て、
ハリー・ポッターが、洒落っ気を出して髪を金髪にして、ちょっぴり反抗期(?)になったら、こんな感じになるのかもと思ったのは、私だけでしょうか・・・
![hyden](https://image.space.rakuten.co.jp/lg01/44/0000084344/15/img02c3ad641dtmuo.jpeg)