『インファナル・アフェア III 』(2003年/香港 原題:無間道III 終極無間)を見た。
第一の感想は、「IやIIをちゃんと復習してから見ればよかった」。まあ、そんな時間はないとしても、せめて
公式ホームページの「謎を解く15のキーワード」はチェックしておけばよかった、と。
あと、時間がかなり交錯するし、妄想か現実かの区別がつきにくいところがあるし、IIIからの新キャラ、
ヨン(レオン・ライ)と
シェン(チェン・ダオミン)が何者かという謎解きが最後の方まで引っ張られるし、見ていてかなり疲れた。
一度だけでは「?」ってとこもあるので、何度も見ないと消化不良かも。
以下、雑感を箇条書きに(ネタばれあり)。
・新キャラ、
ヨン(一瞬「ヨン様かよ!?」なんて思った自分が情けない)もカッコよく、いい感じ。でも、IIで、
ヨンと
ヤン(トニー・レオン)の絡みがあってもよかったかも(確かなかったはず)。いきなり、「覚えてるか?」って言われても・・・
・
ラウ(アンディ・ラウ)は善人にはなれなかったという結末が、このシリーズの一貫したテーマなんだろうな。
ヨンのオフィスでラウが叫ぶところが、この作品のクライマックス。
・もう1人の新キャラ、
シェン(チェン・ダオミン)、
ヤンとの関係はわかったけど、
結局何者だったのかわからずじまい。誰か教えてくださいな~。
・Iでも思ったけど、
リー(ケリー・チャン)の出てくるシーンはもっと短くてもいいと思った。IやIIの悲壮感漂うせつな~い目をした
ヤンが大好きだった私、
ヤンの幸せな姿は、見たかったような、見たくなかったような。。。
・車椅子の
ラウの背後にいきなり
マリー(カリーナ・ラウ)が出てきたのにはビックリ!
ラウの妻の
マリーもIと全然雰囲気が違ったなぁ。
評価は、
★★★ (満点は5つ)
シリーズで(特にIを)見てない人にはチンプンカンプン、意味不明だと思う点では、★★くらいなんだけど、I(★★★★☆献上!)とII(★★★☆)に敬意を払って甘めの評価です。。。