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さてさて昨夜は「ロイヤル・ガラ」二日目の公演を観に行って来ました。昨夜もと~っても良かったです!
特に「ドン・キ」と「チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ」は、前日があまりに素晴らしかった為、今夜はそれ程感動は出来ないだろうな~、なんて思っていたのですが、失礼致しました。昨夜の二組とも、これまた素晴らしかった。昨夜の「ドン・キ」はマルケス&コボー。ロホ&ボネッリは出てきただけで会場中が拍手に包まれましたけど、昨夜は随分控えめな拍手で(笑)。ロホとマルケスとでは、日本での人気というか知名度には、かなりの差があるようですね。けど、マルケスはその後のパフォーマンスですっかり観客の心を掴んだと思います。私も彼女が予想以上に素敵だったのにはビックリ。ロホのようなかっこよさというのはありませんでしたが、艶っぽくてちょっと色気があって(って同じことか・笑)、でも女王然としてるの。堂々たる、素晴らしいキトリ。プロポーションもすらりとして綺麗で、華がある!(と私には思えた)。またあの衣装がほんとに素敵で。ロイヤルのこの場面におけるキトリの衣装って変わったんですね?以前は黄色系の衣装だったように思うけど、黒を基調とした、すごくシックな素敵な衣装で、ほんとに見目麗しかった~。アダージオでは、ロホ&ボネッリ、マルケス&コボーとも、片手リフトを披露。マルケス&コボーの2回目の片手リフトはキトリの滞空時間?もかなり長くて会場もどよめいていました。マルケスは扇子を持ってのヴァリアシオンもとても綺麗に踊っていて、あのステップ(エシャぺ・ルルヴェ?)はほんとに可愛いですよね~。しかし驚いたのは何と言ってもコーダでのグラン・フェッテです。マルケスは軸足が右足?普段見慣れたフェッテとは逆回転(だったと思う)で、いや~、珍しいものを見せて頂けました。ああいう回り方する人もいるんだ~。コボーもなかなか良かったと思うし(私的にはボネッリの方が良かったと思ったけど)、 うん、第一部の締めくくりに相応しい、素敵なパフォーマンスだったと思う。マルケス明日から大変だろうと思うけど、頑張ってね!コジョカルの代役というのは正直ちょっとびみょ~な心境なんじゃないかと思うけど、コジョカルのファンを全部私のファンにしてみせるわ!くらいの心意気で、是非とも頑張って頂きたいものです。いや実は、昨日のマルケスを観て、東京まで彼女の「眠り」観に行きたいな~、なんて思ってしまったのですよね。財政的に無理なので諦めましたが・・ マルケス、大阪ではこの「ドン・キ」しか観られなかったのが残念でした。もっと一杯観たかったな~。東京での「眠り」のご報告を楽しみに待つことにします。まぁ勿論、私の主観でキトリが良かったと感じたからと言って、「眠り」全幕が良いだろうとは全然言えないと思うけど、私的には結構好きかも、マルケス。 あと、またまた「チャイコフスキー~」が良かった!カスバートソン&マルティンが踊ったのですが、二人とも良かったです~。アダージオが始まって暫くは、う~ん、やっぱり昨日のヌニェスの方が・・なんて思ってしまっていたのですが、観ているうちにどんどん引き込まれて行ってしまいました。踊りの正確さなどは、多分ヌニェスの方がずっと上、みたいに感じたのですが、何と言うか、生命の迸り、漲る若さ、溢れんばかりのバレエへの想い(カスバートソンの、です)、みたいなものをすごく感じ取ることが出来たんですよね。今、この踊りを踊れることが嬉しくてならないの!そんなカスバートソンの想い(勿論、実際に彼女がそんなふうに思っていたかどうかなんて全然分かりませんが)に、この「チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ」の振付は、見事なまでに呼応して、振付と彼女が一体となり、更には音楽とも一体となって・・というなんとも幸福な循環が生まれていたように思います。なんか、若いっていいな~、素晴らしいな~、なんて思ってしまいました(笑)。あ、勿論マルティンも良かったですよ。 しかし今回、二日続けて「チャイコフスキー~」を観て改めて思ったこと。本当にこの作品は素晴らしいですよね~。傑作と言っていい作品ですよね。そして、人を得た時の、この作品の輝きようと言ったら!あ~、なんという幸福感を与えてくれる作品なんでしょう。本当に幸せでした~。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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